中学校でキャリア教育講師　ブレスト編１

浦安中学校でのキャリア教育の２回目です。

前回はマインドマップで考えをまとめるという体験をしました。
今回はブレーンストーミングを行って、いろんな意見に耳を傾ける、発言をする、アイディアを膨らませる、といった体験を行いました。

まずIce Breakを最初に。
２チームが広がって輪になってボールを投げます。最初の人を決め、その人が誰かにボールを投げる。受けた人はボールを触っていない人に投げる。最後の人がボールを受けたら全員で手を挙げる。早いチームが勝ち。

次に同じ順番でもう一度行います。同じ順番ってのがミソです。そして次が本番。
１分間で作戦会議をしてもらいます。作戦には特に制限はありません（ここが重要）。

さてもう一度行います。Aチームはボールを投げた順番に輪になりました。Bチームは同じく順番に輪になりましたが、輪は限りなく小さく、手が触れ合うほどに。もちろんBチームの勝利となりました。
「勝手に制限をつけずに、できるだけ大胆なアイディアを出すのがいいよね。」とコメントしました。

さて、ブレストのルールを説明して早速トライアルをしました。ルールは単純です。
１）人のアイディアに批判をせずに肯定する
２）質より数を出す
３）突拍子もないアイディア大歓迎
４）人のアイディアに相乗りする

最初の練習ではクッシュボールを渡して、「この使い方をみんなで考えてください。３０分で５０のアイディアを出すこと」と指示しました。１チーム５人なので一人１０個ぐらいですね。
最初は「え〜っ？５０も出ないよ」と言っていたのですが.....

最初の５分はひとり一人に付箋を渡して自分のアイディアをひたすら書いてもらいました。
次にそれを模造紙に張りながらそれぞれが発表して、聞いている人がそのアイディアを膨らましたり、自分のアイディアと融合したり、という事をやってもらいました。

その結果、Ａチームは５３個、Bチームは５７個のアイディアが出たのです。みんな数に関してはビックリでした。

面白いアイディアが結構あったのです。たとえば.....

脇毛（いじられ用）、カツラを作る（うけ狙い）、マッサージに使う（疲れてるんだね）、モザイク画を描く（筆として？）、勉強に疲れたらキャッチボールをする（現実的！）、先生の名前を書いて蹴る（ごめんなさい！）、授業で先生が当てる人に渡す（手を挙げた人で取った人が発言）

脇毛、と発表した彼には２つを脇に挟んで廊下を歩いてもらいました。そうしたら「皆なが寄って来て『なんだ？』といじってくれるのでなんか人気者になった感じ」と「体験」もしてもらいました。

これらのアイディアは３〜５にカテゴライズして、最後プレゼンテーションをしてもらいました。

カテゴリーとしては「変身、おしゃれ」「遊び、スポーツ」「いやし」「先生が使う」といった感じだったのです。

ここまで約３０分でした。

ここで休憩をして次の課題に進みました.......