自動運転車は伝統自動車を馬車のように絶滅させ、車市場は40%縮小する(バークレーズリポート)
ボストンコンサルテイングのレポートは2035年には自動運転の普及率を80%弱と見ていますが、バークレーのレポートの方もっと完全な自動運転を求めています。2035年には25%の普及と予測しています。
<出所 ブルンバーグ>
昔は馬車が普及し、馬が大活躍でした・・・・しかし 自動車の登場で一挙に絶滅です・・・
どうやら その歴史が繰り返され、自動車市場は40%ほど縮小すると予測されました。
だからちょっとした騒ぎになっています。
<出所 http://www.britishcarriagedriving.co.uk/ >
今後25年をかけて自動運転車が伝統自動車を置き換え、その結果、自動車市場は40%縮小すると言う衝撃的なレポートがバークレーズのブライアン・ジョンソンさんから出ています。その結果、北米でGMは68%、フォードは58%の生産縮小が求められます。
2035年には自動運転車の普及率が25%にのぼり(キャズムを超え)、その後一挙に普及します。
■ 愛車に愛着を失うのか
レポートでは自動運転車の場合には、自家用車の割合が大幅に減り、家族で一台をシェアするとか自動運転タクシーを採用し、またカープールのようなサービスが発達すると予測しています。自ら車を運転しない時代には「愛車に対する愛着」が大幅に薄まるようです。そうなれば自動車をモノとして所有する発想は後退し、サービスとして利用する発想が支配的となります。(モノ支配論理からサービス支配論理への移行)
■ 自動運転車をシェアーするコスト効果
注目すべき点はグーグルなどが狙っていると言われる自動運転タクシーの場合、1ドライブ当たりのコストは8セントから44セントと見積もられている点です。一方米国で普及するアプリタクシーのUberの場合には、一マイル3ドルから3.5ドルします。Uberのサービスも人が運転する限り、一時の繁栄とみています。
■ 自動車出現時の馬の絶滅を繰り返すのか?
これは20世紀初頭の自動車出現時に馬車が消え、多くの馬が絶滅したのに似ています。レポートもそう言っています。どうやらこの馬車と馬の絶滅の役割を現行の手動運転ガソリン車が繰り返すようです。
★★Report: Autonomous Vehicles Displacing Traditional Models Over 25 Years
★★ Self-driving vehicles are going to decimate car sales over the next 25 years