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スマート革命とゲーム機再発明、マイクロソフトのXbox720はE3・2013で発表されスマートテレビ版も出るのか?

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<序文>

 マイクロソフトが新年早々から最大のゲームショーであるE3に向けたメッセージを送り始めています。「2013年のE3に向けたわくわくするカウントダウンが始まった」と言った内容です。(開発責任者Major Nelson氏のブログなど)

米国の様々な関連ブログはこのメッセージを「Xbox720Durangoの登場」と受け止めています。(発表はE3、登場は2013年秋、約300ドルで16-core になるとの予想がもっぱらです。)

 

 

2005年に出たXbox360が既に7年を経過しており、またライバルの任天堂が2012年秋からWiiUを販売しており、マイクロソフトもゲーム機の再発明をしても良いころです。

 

無論、ゲーム機同士の争いもさることながら、その背景にはあらゆる機器がインターネットに繋がるモノのインターネットの台頭、一人が七台のスマート機器を使い分けるスマート革命(ポストPCコンピューティング)の台頭があります。

 

またXbox720に関してはスマートテレビ版登場の話もあり注目です。

 

★★Major Nelson teases E3 2013 release for Xbox 720

★★ Report: Xbox 720 specs include Kinect 2.0, Blu-ray, AR Games


★★ Xbox TV: Is Microsoft building an Apple TV competitor?

 

 

  E3とマイクロソフトの責任者が出したカウントダウン表示

E3

E3countdown

<出所:tapscape>

 

 

 

<スマート革命の創造的破壊がゲーム機に>

 任天堂が20123月期と9月期には大赤字を出し、ほぼ原価で販売していると見られているWiiUが登場しました。スマートデバイス(スマートフォン、タブレットなど)がゲーム機を食いはじめたのがWiiU登場の最大の要因でした。当然、ゲーム機では最大の勝ち組であるマイクロソフトのXbox360にも同じ課題が出ています。また同時にマイクロソフトはパソコンビジネスの再発明とスマートデバイス(スマートフォン、タブレットなど)への進出を狙って2012年にはWindows8を登場させました。同時にサーフェスなどの自社ブランドのスマート機器も登場させています。

 

マイクロソフトにとってゲーム機Xbox360の再発明のエコシステム(生態系)=条件は整ったと考えられます。

 

<スマートテレビ版は登場するか>

 またXbox720登場の中で注目されるのは、Windows8を搭載したXbox720のスマートテレビ版(恐らくは録画機blue-ray deviceなど)です。英米の調査結果によればスマートテレビとして最も活用されているのは韓国サムスンのスマートテレビではなく、マイクロソフトのXbox360などのゲーム機であることが各種調査から明らかになっています。

 

既にXbox360の使用時間の半分以上は動画視聴であり、その為にマイクロソフトは世界40社以上の蒼々たるCATV各社とストリーミング契約を締結しています。そして大成功です。

 

これは操作性の良い「キネクト」の効果であり、その為韓国のLGや中国のハイアールなどがイスラエルのプライムセンスから「キネクト」の基になった技術を導入しています。

 

また2013年にはアップルが恐らくアップルテレビの本格版を出します。

 

そうした中でマイクロソフトはゲームに興味のない一般視聴者用には「Windows8を搭載したXbox720のスマートテレビ版」も同時に出すと言う見方が有ります。元々AT&TのセットトップボックスなどはWindowsが搭載されており、マイクロソフトは各地のCATVの為にテレビ・アプリコンテストも実施した実績があり、テレビアプリに長けています。

ブログのバージなどは約300ドルのXbox720のスマートテレビ版が2013年秋に登場すると予測しています。

 

さてどうなるでしょうか。注目です。

 

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