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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

映画「ソーシャルネットワーク」に見る若者間の文化戦争の面白さとその意味!!#sn140

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引用

世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャーが映画化。2003年、ハーバード大学に通う19歳のマークは、親友のエドゥアルドとともに学内の友人を増やすためのネットワーキング・サービスを開発する。そのサービスは瞬く間に他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……。主演は「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ。共演にジャスティン・ティンバーレイク、新スパイダーマンに抜擢されたアンドリュー・ガーフィルドら。

引用終わり

 

<写真及び引用の出所:http://eiga.com/movie/55273

試写会に招待されてソニーピクチャーズエンターテインメントが配給する映画「ソーシャルネットワーク」を見せていただきました。テレビドラマの「24」に相当するようなテンポの速さを体感しながら、あっという間に2時間が経ってしまいました。

嫉妬、訴訟、欲望と言う混沌とした複雑系の戦いの中から一人の天才があっという間にサービスを世界に広げると言う内容ですがとっても面白かったです。Itmediaさん、有難うございます。

 

上映中頭の中をよぎったのは、背景にある文化戦争でした。訴訟の場面で争う参加者は共にハーバード大の出身であり、皆賢いのですが、成功したマーク・ザッカーバーグとの差はなんと言っても新しいインターネット文化をどこまで深く理解し、身に着けているかの文化理解の差だったと思われます。

 

また筆者はフランス放送業界が先ごろ発表した「スマートテレビ」(インターネット接続テレビ)のテレビアップスなどへの規制のことを考えていました。

これは以下のような信じられない位、保守的なものです。

 

1、 テレビアップスを活用したコマーシャルは放送業者しか認めない。

2、 テレビ画面上での混在表示は禁止。

 

そして韓国のサムソン(ヤフーコネクトテレビを担ぐぐ)は、20101112月のアップスワールドにおけるテレビアップスの基調講演で「混在表示中止」に追い込まれたことを発表しました。

 

こう言った保守的な規制は、フランスに住む第二第三のマーク・ザッカーバーグの出現を殺してしまいかねないと言ったことも脳裏に浮かびました。これでは第一にスマートテレビもアップスも面白くない!!

 

日本より数段進んでいるフランスのスマートテレビへの取り組みですが、どんなに賢くても保守的な文化が未来の足を引っ張る時代ですね。

 

もし日本の放送業界がフランスの放送業界のような「混在表示中止」とか「テレビアップスを活用したコマーシャルは放送業者しか認めない」と言った保守的なガイドラインを作ればニコニコ生放送に集中している20代はスマートテレビに恐らく帰ってこないでしょう。

 

スマートフォンやスマートテレビに興味があるなら、映画「ソーシャルネットワーク」を見よう。そしてこれから始まる文化戦争の本質を理解しよう。

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