IKEA、ホテル経営に乗り出す?
IKEA (イケア)といえばお馴染み、スウェーデン発の大型家具店。先日も神戸店のオープンで話題になりましたが、ストックホルム店の中になんとホテルをオープンさせたそうです:
■ IKEA builds nap hotel (Springwise)
ホテル、といっても Sovhotell ("sleep hotel"の意味だとか)という名前で、実は来店したお客に寝具を体験してもらうコーナー。ちゃんとフロントがあり、チェックインをすると個人の睡眠スタイルに合ったマクラを貸してくれて、シングル/ダブルベッドを体験できるとのこと(なんとブライダルスイート仕様の部屋もあるそうです)。ちなみに時間は15分間のみだそうですが、アイマスクとヘッドフォンも貸してくれるそうなので、意外とゆっくり眠れるかもしれません。
この Sovhotell、日本のカプセルホテルと、来店したお客がベッドコーナーで寝てしまっている姿を見て思いついたとのこと。確かに IKEA は実際の部屋を模したディスプレイを行っていますから、ついついリラックスして寝てしまう、ということがあるのかもしれませんね(実際、米国で IKEA の店内で1週間暮らしたコメディアンがいました)。にしても睡眠可能なコーナーをホテルとして作ってしまうとは。
自らが扱うモノ/サービスの優位性を納得してもらうのに、実際に体験してもらう以上に効果的なことはありません。クルマの試乗でも、最近はまる一日貸し出してしまうというところがあり、また実際に宿泊できるモデルルームなども登場しているとのこと。そのうち「デジタル一眼を買おうかお悩みですか?今日一日お貸ししますよ」とか「お掃除ロボットを一日お貸ししますので、実際にご自宅を掃除させてみて下さい」なんてところが出てきてもおかしくないですね。
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