Writer's Block
かかってしまいました、ライターズ・ブロック(心理的に文章が書けなくなってしまうこと)。ここ数日、書きたいネタはあるのに、少し書いては全文消すというようなことを繰り返しています。ブロックにぶち当たった理由は理解しているのですが、だからと言って、そこから抜け出す手助けにはならないようです。
僕の場合、周囲の評価を気にし始めると筆が止まる、と言うよりタイプが止まる傾向にあります。他人から見られる場で発言する以上、評価を気にするというのは必要なことだと思うのですが、突然その意識に動きを封じられてしまうというか。今まで無意識のうちにできていたことが、その一挙手一投足がチェックされるようになり、どう動かしたらいいのか分からずパニックに陥ってしまうような感覚です。
面白いことに、この泥沼状態は何かをきっかけにして突然消え去ります。徐々にハードルが低くなるというより、10mだったものがいきなり10cmになる感じ。頭の中に文章が満ちてきて、それを書きたくてたまらなくなります。確固たる証拠はないのですが、ブロックでふさがれた状態でも、アタマの中で無意識のうちにアイデアが構成されているのではないでしょうか。それが取れた瞬間に、爆発的な流れとなって表に出てくる、そんな感じです。
問題は何がその「きっかけ」となるか……それが分かれば僕はライターズ・ブロックから解放されるのですが、なかなか見つけることができません。ふとブロックが壊れる瞬間、アタマの中では何が起きているんでしょうね。
しかしブログを書く人々が増えているということは、ライターズ・ブロック患者も増えているということではないでしょうか?そのうちライターズ・ブロックではなく、Blogger's Block (ブロガーズ・ブロック)という名前でこの心理状態が呼ばれるようになったりして。またブロガーズ・ブロック専用のセラピストなんて登場して、書けない状況を脱出する手助けをしてくれる……あぁ、そんな人がいますぐ欲しい。