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お受験アプリケーション

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東京メトロの駅構内で配布されている『metropolitana(メトロポリターナ)』という無料誌があります。たまたま最新号を手にする機会があったのですが、その中に「主役は“父親”!?当世中学受験事情」という記事が掲載されていました。

内容はこんな感じ。記者の夫が、「息子を中高一貫校に入れる」と言い出して「中学受験プロジェクト」が始動。受験するのは息子だが、情報収集や併願パターンの研究は夫の役目。「出願-入試-発表-入学手続き」日程のシュミレーションを行ったり、スケジュール表をエクセルで作成したりと大張り切り。しかしある学校では、控え室にいた保護者の半分ほどが父親で、記者の家庭が特殊ではないと気づいた……なるほど、最近は「教育ママ」じゃなくて「教育パパ」も増加中なのですね。ちょっとネットで検索してみたら、こんな記事もありました:

教育パパ・進学熱に差 (YOMIURI ONLINE)

確かに父親の受験競争“参戦”は近年のトレンドだ。出版界では一昨年の秋以降、「プレジデントFamily」(プレジデント社)、「日経Kids+」(日経ホーム出版社)、「AERA with Kids」(朝日新聞社)といった教育雑誌が相次ぎ誕生。ビジネス系出版社が中心になっていることが象徴するように、いずれも男親を意識した作りで、中学受験や塾の情報は誌面の定番企画になっている。

(上記記事より引用)

確かに書店に行くと、ビジネス関連コーナーでやたら「Family」「Kids」というタイトルが目に入るなあと感じていました。父親相手の「お受験」ビジネス、有望なのかもしれませんね。

そこで考えたのですが、子供の受験勉強を管理できる「お受験アプリケーション」なんてどうでしょうか。プロジェクト管理ソフトのようなイメージで、合格までに必要なタスクを一覧できたり、ガントチャートが登録できたり、志望校に関する情報を集約できたり……ちょうど metropolitana に登場したお父さんをサポートするようなアプリケーションがあったら、IT系の仕事をしているお父さんたちを中心にウケるかもしれません。

ただ自分で書いていて、こんなソフトを使う父親にも、使われる子供にもなりたくないなあと感じてしまうのが問題ですが。個人的には、管理ではなく放任の方が好きなのですが、甘いと言われてしまうかもしれませんね。

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