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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

シアトルの病院で見つけた気になるサービス

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今朝は年に一回のレントゲン撮影の日。また痛い思いをするのかと、ちょっと浮かぬ顔で病院に行って来た。

2階の入り口付近で、ふと目に留まったのが、"Financial Counselors"というサイン。何も最近できた部署ではなく、私が今まで気がつかなかっただけなのだろう。こちらのサイトでも紹介しているとおり、病院のサービスの一つとして、経済的に厳しい人に対し、医療費の補助も提供しているらしい。

折りしも、オバマ大統領が掲げた医療保険改革(オバマケアーなどと呼ばれている)を無効にしようと、共和党は盛り上がっている。国民皆保険を強要する権利など政府は持ち合わせていない、というのがその主張の根拠のようだ。

ただ、保険証一つでどこの病院にも行けるのが当たり前と思っていた私からすれば、アメリカに来て病院のお世話になるたびに、この病院は私の保険がきくのか、とか、こうして病院内に、患者から医療費支払いについて相談を受ける部署があること自体、とても違和感がある。

多分この国で老後を過ごすであろうこの身にとっては、この国の医療保険制度がどうなるのか、以前にもまして気になるようになってきた、のです。

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