新大阪駅の文楽人形
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先日このブログで、ギリシャ空港のミニ博物館を紹介したが、東京を発ち大阪の実家へ帰る途中、新大阪の駅で素敵な発見をした。
文楽人形。徳島出身の母は、以前朝日カルチャーセンターで義太夫を習っていた。私も一度聴いてみないかと、お師匠さんの竹本住大夫さんのCDを送ってくれた。
太棹の三味線の、おなかに響くような音をバックにうなる語りが珍しい。オーストリア人の友達をたずねたとき、Youtubeで聴かせたらただ驚いていただけだが、日本に留学していたアメリカ人のパトリシアさんは、母と一緒に熱心にお稽古を続けていた。
構内に飾ってあるのは娘首の人形。人形遣いが魂を吹き込んだかのように、舞台では生き生きした姿になるのも、文楽の不思議な魅力のひとつだ。
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