新成人に贈る言葉に、日米の違いを垣間見た
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先日参加した成人式。10人の新成人が並び、それぞれが抱負を述べた後、今度は成人歴数十年の年輩者が数人、新成人にメッセージを贈った。
アメリカ人のメッセージは、一様に"Dream high" とか "Keep pursuing your dream. Never give up." とかの内容だった。訳せば「夢と志は高く持て。」とか「夢を決してあきらめないで。」とか。 有名な "Boys, be ambitious!" (青年よ、大志を抱け)と同じ系統のものだった。
一方、日本人のメッセージは、「今まで育ててくださったご両親への恩を忘れずに」とか、「これまでいろいろな人に支えてもらって来た。これからは支える人に。」とか、「誰も自分一人で生きられるものではなく、いろいろな人のお世話になっていることを忘れずに。」という内容だった。
どちらが悪いとか優れているというのでは決してないけれど、何を美徳とするのかについての、日米の違いが端的に表れていて面白かった。
インド出身の旦那に、「インドの人だったらどちらに近いと思う?」と尋ねてみた。彼の意見では、お年寄りは日本人に近く、中年の人は多分アメリカ人に近いのだろうということだった。これも何となく納得。
言いそびれたが、私の新成人へのメッセージは、先日紹介したトム・ケリー氏の講演の受け売りで「子供の心=旺盛な好奇心 を忘れないで」、かな。
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