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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

シアトル探訪8: ディスカバリーパーク

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うちから徒歩10分ばかりの距離に、シアトルで一番大きな公園、ディスカバリーパーク(Discovery Park)がある。週末の夕方、天気が良ければよく散歩に出かける所。

広さは534エーカー=218万平方メートル。東京の代々木公園(54万平方メートル)の4倍あるこの公園、元々はFort Lawtonという米陸軍の要塞だった。今でも公園の一部は陸軍が所有していて、駐屯している人の家も何軒かある。

冷戦真っ盛りの60年代、この要塞に核ミサイル設置の計画が浮上したらしい。確かに、米国48州の中ではアジアに最も近い距離にはある。でも、地元住民の激しい反対運動もあって、結局実現しなかった、と語ってくれたのは、他でもないその反対運動を主導した人。

1970年初頭にシアトル市に払い下げられてディスカバリーパークが誕生。以来、なるべく自然の姿にとどめておくというのが市の方針で、今では180種類もの鳥の生息が観測できるという。週末にはバードウォッチングや常緑樹の探索といったツアーも組まれている。そのいくつかに参加したが、おかげでhemlockとdouglas firの違いなんかがわかるようになった。

私の憩いの場所です。

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