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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

テレサ・テンに学ぶ

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昨夜夕食に招いた旦那の同僚、その新妻は2年前中国の天津からアメリカに移ってきた人。片言の英語の会話に互いに業を煮やし、殿方には勝手にフットボールの話で盛り上がってもらい、彼女と私の間では漢字の筆談中心の会話が始まった。

中国では、日本の映画やテレビ番組が人気だったと言う。どの俳優が好きかとたずねると、「トゥープー」との返事。そんな俳優きいたことがない。あてずっぽうで三浦友和と山口百恵が共演したテレビドラマの写真をウェブで探すと、「そうそう、その人。」

彼女の次の質問は、「デン・リージュンという歌手を知っている?日本だけでなく香港や台湾で人気だった」漢字は鄧 麗君らしいけど… グーグルで「台湾+歌手」で検索。すかさず彼女は「私ならbaiduを使う」とのこと。そりゃそうでしょうね。

デン・リージュンがテレサ・テンのことだと初めて知った。YouTubeで「つぐない」と「時の流れに身をまかせ」を続けざまに再生し、彼女と私は中国語と日本語でデュエット。中国では日本だけでなく韓国の映画も人気とのこと。それではと、ヨン様の写真をウェブで探して見せたら大うけ。「この人は韓国でより日本での人気のほうが高いのでしょう?」そうです、私の母親は大ファンなのです。その後彼女は何かを吟じ始める。何?リーパウ?やっとわかった。彼女は李白の詩をそらんじていたのだ。

新年早々、そうよ、これからはアジアの時代、今年は中国語と漢文の素養を積まなきゃと勝手に納得したのだった。

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