モバイル業界にながくいた新米教授のよもやま話

ドッグイヤー

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唐突ですが、今回は移動通信システムの寿命について考えてみようと思います。

 IT産業は、非常に変化が速い事から、ドッグイヤーと言う事がよくあります。ドッグイヤーってのは、犬は人間の7倍の速さで成長することだそうです。人の寿命を70年とすると、ドッグイヤーと例えられるものの寿命は10年程度と言う事になります。

 実は、移動通信事業もドッグイヤー的な業界です。PHSは1995年にサービス開始しましたから、現在、10歳か11歳になります。ドコモのPHSは寿命いくばくもなさそうですから、正にドッグイヤーです。ウィルコムさんには長生きして欲しいものです。PHSに比べれば他の移動通信システムは若干長生きかもしれませんが、その寿命は長くても15年くらいなものです。電気、水道、ガスと言った社会インフラが延々と生き続けているのに比べると、移動通信システムは極めて短命です。同じ通信システムである有線電話は、交換機や線路は徐々に高機能なものに変わっていますが、システムがそっくり無くなってはいません。
 これまで、移動通信システムの世代交代は、利用者の急激な増加にシステム容量がついていけないことへの対応、あるいはユーザの多様な要望に応えるために行われてきました。移動通信システムの更改が全面更改になるのは、需要の伸びがあまりにも急激であったことに加えて、電波を利用した面的なサービスであることに起因すると考えられます。 特定のエリアだけの機能向上は難しいですから、・・・。
 いずれにしても、社会インフラとしては異常に短命なのは仕方ないとしても、重要なのは互換性の有無です。インフラであるが故に、それを利用したシステムやサービスが有るのですから、移動通信システムを更改するときは既存のシステムに対して互換をとって欲しいものです。それが、・・・・のマナー!?

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