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モバイル業界にながくいた新米教授のよもやま話

盛岡で温泉を楽しむ

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岩手県立大学のある滝沢村周辺は初夏に向かって急激に変わっています。盛岡近郊の山々は、クヌギやコナラと思うのですが、広葉樹が多く、4月に入っても枝ばかりでした。それが、ゴールデンウイーク前後から突然新芽が芽吹いてきて、山々が鴬色に彩られていました。今はまばゆいばかりの新緑です。湿度が低く空気もきれいですから、その鮮やかさは都会とは全く別物です。
大学から30分も自動車で走れば大自然に抱かれた温泉がありますので、週末にはせっせと温泉に通っています。今までに10ケ所の温泉に行きました。ほとんどのところがワンコイン(500円)で日帰り入浴できます。
つい最近も葛根田川上流にある滝ノ上温泉に行ってきました。知る人ぞ知る紅葉が素晴らしいので有名な所ですが、新緑のこの時期も良いものでした。単に温泉に入るだけではもったいないので、温泉に浸かる前に往復で2時間ほどのところにある白沼まで登ってきました。沼というのでちょっと大きめの水溜りかと思っていたら、目測ですから当てになりませんが、周囲1Kmほどはある大きな沼でした。山の中腹の平らなところに周囲の山々から水がながれこんでおり、滝の音が鳴り響いていました。筆者以外誰もおらず、深い青緑色の神秘的な景色を独り占めしてしまいました。この沼は、モリアオガエルの棲息地と言うことでしたが、流石に周辺に雪が残っいる状態ですので、オタマジャクシも見掛けませんでした。
滝ノ上温泉には3ケ所温泉宿があるのですが、滝峡荘という湯治旅館に行きました。旅館というより山小屋といった趣です。天気が不安定で途中、雨に降られたので、雨で冷えた身体を白濁した湯に横たえると、何とも言えず幸せな気持ちになりました。お風呂は湯舟を含めて窓ガラス以外全て木で作らており、源泉100%かけ流しです。洗い場の床も木製で、湯舟から溢れ出したお湯は洗い場の床板に空けられた穴から流れ落ちていました。お湯は、単純硫黄泉で、肌に優しく刺すような所は全くなく、ツルツルしてきます。
山のいで湯と言う言葉がピッタリです。

今後も定期的に気に入った温泉についても紹介していこうと思います。

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