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モバイル業界にながくいた新米教授のよもやま話

NGNの今後は? -ITU Kaleidoscope報告-

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久し振りにブログを更新します。

仕事に追われて、ブログを更新する精神的ゆとりがありませんでした。

5月11日から16日までジュネーブとヘルシンキに行って来ました。

5月12, 13日は、国連機関のひとつで電気通信を所管しているInternational Telecommunication Union (ITU)がアカデミック関係の国際会議として初めて開催したKleidoscope Academic Conference (http://www.itu.int/ITU-T/uni/kaleidoscope/index.html) に参加しました。次世代の通信網と言われたNGNに関係した研究会議です。なお、日本では、NTTが最近NGNをサービス開始しました。

分野としては、技術だけでなくビジネス領域の講演も多くありました。ITUが主催者のためか、ビジネス領域の発表の方が多いような気がしました。かくいう私もビジネスモデルとネットワークアーキテクチャを組み合わせた内容を発表しました。ITUのメンバーは各国の政府機関や大手通信事業者が中心であるにもかかわらず、ユーザ オリエンティッド ビジネスモデルを提案した人が私を含めて3人以上(全て聴講できなかったので)いました。将来の通信市場が発展し続けるためにはユーザ主体のビジネスモデルが必須だというものです。

自慢になってしまいますが、ベスト・ペーパ・アワードに選ばれました。

次回は、私の論文を紹介します。

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