モバイル業界にながくいた新米教授のよもやま話

学生の意識の集中度

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10月からソフトウェアの実践的開発手法を学生に教えるための研修を受講しています。この様な、講義手法を他大学に横展開する事をFaculty Developmentと言います。
午前中は、その講義の開発者が学生に授業している所を観察します。それを通して、講義手法を学ぶ訳です。 面白いのは、観察対象の中心が講師でなく、学生だという点です。単純に講師の真似をするという事ではなく、学生の反応を観ることにより、講義テクニックについても考えてみようと言う事です。10人以上の他大学の先生の評価の目に曝される訳ですから、講師(講義を開発した人)は大変です。午後は、それらを踏まえて、大学での講義に関するプロ中のプロの先生の指導のもとで振り返りを行います。

自分としてはその様な場で講師はしたくないのですが、人の講義を観察すると自分で講義している中ではなかなか気付かない事が見えてきます。
例えば、1つの話題に対して学生が意識を集中し続けていられる時間です。内容によってもかなり違うのでしょうが、平均的には15分が限界の様に思われます。これはテレビのコマーシャルが15分ごとに入ることに強く影響を受けている可能性があります。学生の興味を引き続けるには、内容もさることながら、変化が極めて重要と思った次第です。
内容的には、学生に身近な事には意識を集中もしますし、反応もビビッドです。一方、常日頃経験することがない事柄については、我々からみれば興味深い内容と思っても反応が鈍いように思えました。例えば、ケータイを引き合いに出すと教室の空気が変わったように 生き生きするのですが、サプライチェーンマネージメントの話しなどには多くの学生が無反応でした。学生の注意を引くために脱線するにも、学生にあわせて内容を選択すべきなのは当然ですが、学生の新しい事に対する興味、知識欲がもう少し強くてもよいのではと感じたのは私だけでしょうか?

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