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世界銀行が考えるソーシャルメディアをよくする4つの要素!

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昨日、5月30日に世界銀行東京事務所にお邪魔して、世界銀行のソーシャルメディア担当のジム ローゼンバーグさん(Jim Rosenberg)の話を聞いてきました。世界銀行と言うとお固い組織に思われますが、そのイメージを打破し、途上国への支援活動をわかりやすく生活者に伝えるために、世界銀行はソーシャルメディアを積極的に活用しています。

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そのジムさんが世界銀行でソーシャルメディアをスタートする時に考えたことからスピーチは始まりました。彼は世界銀行のソーシャルメディアを面白いものにするのではなく、あえて退屈なものにしたかったというのです。それは、オフィスのコピーマシンや事務機などと同じように、ソーシャルメディアを普通の感覚で使えるものにしたかったからです。ソーシャルメディアを水や空気のような当たり前の存在にするということを最初から決めていたと言うのは素晴らしいですね。

昨年2011年からは、途上国向けへのコミュニケーションを積極的にするためにアラビア語、中国語など多言語での情報発信も始めたそうです。この伝えるための努力と言うのは素敵ですね。世界銀行で採用した職員向けのオリエンテーションでソーシャルメディアの教育を行うなど、最初にジムさんが決めたように世界銀行でソーシャルメディアを当たり前に使うということを職員に徹底するためのアクティブな彼の動きにも共感を覚えました。
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twitterなどのソーシャルメディアでも積極的に世界銀行のイベントや活動などを発信しています。ソーシャルメディアでアクションを起こすことで、世界銀行の活動の理解が深まったり、誤解がとけたりします。
twiiterでのフォロワーの方の発言がとても印象的なので引用します。「世界銀行は年寄りばかりで、コンピューターの事など判らない人ばかりだと思っていた」と言うツイートを聞いて、世界銀行のソーシャルメディアが効果を出していることを実感しました。世界銀行の若いソーシャルメディア担当がしっかりと生活者と対話していることで、世界銀行のコンサバなイメージを改善したり、ソーシャルグッドな活動を伝えることに成功しています。

生活者がいる場所=ソーシャルメディアに出て、積極的に情報発信することで、世界銀行の活動に対する理解が深まって行くと言うジムさんの説明はわかりやすく、アウトプットの重要性を改めて実感しました。お固い組織でもコミュニケーションを上手にデザインすれば、生活者との対話が出来るんだということをジムさんに証明していただき、とても刺激を受けました。

世界銀行では人々のソーシャルメディアでの発言をモニタリングして、間違いがあればソーシャルメディアを通じて、リアルタイムに誤解をとくなどアクティブな対応もしています。間違った情報が拡散し、世界銀行の活動に影響が出ないよう、リアルタイムに対応し解決しているそうです。また、世界銀行を誤解してネガティブな発言している人を見つけた場合、世界銀行のソーシャルグッドな活動を真摯に伝えれば誤解がとけることが多いそうです。また、その誤った情報を発信した人が。逆に世界銀行のファンになって、RTなど積極的に世界銀行を支援してくれたりするそうです。今ちょうど読んでいるデイヴィッド・ミーアマン・スコット 「リアルタイム・マーケティング」にも、ネガティブな発言をしている人に、リアルタイムに対応することで、彼らをファンにできるという事例が書かれていたので、ジムさんの発言がとても腑に落ちました。

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世界銀行ではFacebookのTimelineに今年の2月にいち早く対応しました。Facebook Liveなど新たな試みをしていて、ダボス会議でRobert Zoellick総裁が生活者との会話をライブで行うなどリアルとソーシャルを連携させています。

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新しいソーシャルの取り組みで、生活者との対話をどんどん実現させているなど、本当に彼らの取り組みを聞いていて驚きました。

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また、視覚効果の高いInfographicsの利用にも世界銀行は積極的です。途上国向けの方々への情報伝達と言う意味では、言葉に頼るのではなく図解でわかりやすくコミュニケーションすることが大切ですね。伝えるのではなく、伝わる手法をポジティブに考えるているのジムさんの姿勢は見習いたいと思いました。YouTubeの動画などを積極利用するのも同じ理由からです。

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最後にジムさんスピーチのまとめです。世界銀行が心がけているソーシャルメディアを良くする4つの要素をご紹介します。

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■価値の創造 Value proposition
■人がいる場所=ソーシャルメディアでコミュニケーション Follow the trail
■トピックを一貫させる 他の話題は違うトピックを立てる Consistency across topic/issue/geography
■HPを大切に、ホームページが国家だとしたらソーシャルメディアは大使館
Social media is your embassy

ソーシャルグッドな活動をしているジムさんのスピーチを聞いて、ますます世界銀行のファンになりました。

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