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プロダクトマネジメントとイノベーション

ソフトウェアアプライアンス

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「ソフトウェアアプライアンス」という新たなビジネスモデルが米国で話題です。RedHatのスピンオフ組が作ったrPath社(米国ノースカロライナ)はこのビジネスモデルのさきがけで、既に有力VCの資本も入っています。

ソフトウェアアプライアンスというのは、OS(Linuxディステュリビューション)から業務アプリにいたるまでのあらゆるスタックをパッケージにしてダウンロード販売するものです。パッケージのフォーマットはisoだったりVMwareのVirtual Machineタイプだったり、Xenだったり。

私が活動しているSugarCRMコミュニティにおいても、同社はSugarCRMアプライアンスを無料で配布しており、ダウンロード番付で8位と大変な人気です。

一方、この記事によれば、OracleのLarry Ellisonは近々、同社がRedHatコンパチのLinuxを再配布することを発表するとか。

Virtualization(仮想化)の技術の進歩により、OSから業務アプリまでを一つのパッケージにしてしまう提供モデルが今後、着実に浸透しそうな気配です。

ユーザ、ソフトベンダ、SIerなどはこれまでスタック化に相当に気を使い、苦労もしてきました。今後はそのような苦労からも開放されるでしょうか。

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