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時間管理術よりも、「本当に好き」が大事なのかも

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昨日の朝カフェの講演で、改めて思ったことです。

質疑応答の時間で、「本業が忙しい中、タイムマネジメントがなかなかできずに本が書けないで、ともすると心がくじけそうになる時、どうするんですか?」とご質問をいただきました。

私の場合、いわゆるタイムマネジメント術よりも、おそらく「書くこと自体が好きだから、何とか無理矢理にでも時間をやりくりして作るので、心がくじけない」ということなのかなぁ、と思います。

 

私は仕事は結構抱えている方だと思いますが、その一方で、いつも勤務先から与えられた有給休暇を目いっぱい消化します。GWや夏休み、年末年始は長めの休みを取り、毎年1−2日残してその年に使える有給枠をほぼ使い切ります。

しかし一方で、ここ2年間程、1日以上ボーっとしたことがほとんどありません。

実は土日祝日と長めの休みはずっと本の執筆をしています。執筆をしていないときは次回作の原案を作るために本を徹底的に読んで材料を仕込んでいます。

こんな休みを過ごした翌日は、通常の会社勤務です。

ということで、ボーッと過ごす時間はほとんどありません。

 

仕事を続けた後に、執筆作業を続けて、また仕事に戻る、という繰り返しを最近は2年間続けているので、傍目には大変に見えるかもしれません。

でも実は、本を書いたり構想を考えたりするのが結構好きなので、このような休みの過ごし方が自分はとても楽しいのですよね。

 

自分ならではの夢中になる趣味やライフワークをお持ちの方は多いと思います。

例えばゴルフが趣味の方は、前の晩遅くなっても、土日の朝まだ暗い時間からゴルフ場に繰り出すのは苦にならないと思います。

ユーミンの曲でも、「寝坊できる休みの日にも、なぜ慌ててとんでいくの?そんなに夢中にさせるもの、のぞいてみたい・・・今日 はじめてみた あなたがまぶしい 草野球」という曲がありました。

「ゴルフや草野球をする時間が見つけられないので、心がくじけそうになる....」ということはあまりないように思います。

むしろなかなか休みが取れない状態が続いても、休みになったら「待ってました」とばかりに没頭するのではないでしょうか?

私の場合も、なかなか本を書く時間が取れないことが続くこともあります。しかしそんな忙しい後に数日間まとまった時間が取れると、....これはもう「待ってました!」とばかりに本を書き始めます。ゴルフや草野球と同じですね。

ですので、好きなことをやるために時間を見つけている、というのが一番正しく表現しているのかもしれません。

 

ということなので、本を書くならば、好きなことを書くのが一番よいのでしょうね。

 

 

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