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第26回朝カフェは、川上暁生さんの「戦略と戦術」。戦略の基本となる仮説検証の必要性がよく分かりました #asacafestudy

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昨日開催した第26回朝カフェ次世代研究会は、川上暁生さんの「戦略と戦術」 でした。

川上さんとはオルタナブロガーになってからのおつきあいですが、実は私、川上さんのお話をお伺いするのは、考えてみると初めてです。

ワークショップスタイルでしたが、戦略の要諦がハラに落ちて分かる、素晴らしい会になりました。

 

今回のワークショップの題材は、ドッジボール。「ドッジボールで、戦略と戦術を考える」というものです。

このドッチボールを題材に取り上げられたことが、素晴らしいと思いました。

おそらく誰もが小学生の時に、体育の時間にドッチボールの経験があると思います。しかし実際には、ほとんどの人はその正式ルールを知りませんし、勝つための戦略や戦術の定石を知りません。

ワークショップの最中に、川上さんが画面に映したのは、ドッチボールのコートの図面のみ。

最初に、「これから皆さんに勝つための戦略と戦術を立ててもらいます。その戦略と戦術を立てるために知りたいドッチボールのルールを質問して下さい」と参加者に問いかけ、最初の20分間はいきなり質疑応答から始まりました。

この方法は素晴らしいですね。質疑応答でワークショップが冒頭から活性化されます。私は質疑応答はお話しの最後に行うものという先入観があったのですが、それが崩されました。

一通り質問が終わった後、参加者各自の戦略を順に聞いていき、それらに対する他の人の意見も尋ねます。

さらに、個別の戦術についても、聞いていきます。

そして、最後に実際のドッチボールの試合ビデオを見せます。東京都大会の準決勝なので、かなり高いレベルです。

 

実は私、実際の試合を見て愕然としました。

私が当初「こうすれば勝てるはず」と思っていた戦略と、実際に試合で勝つチームが行っている戦略は、全く違ったものでした。(ネタバレになるので、詳しいご紹介は割愛します)

この経験で、いかに先入観が当てにならないかを身を以て実感しました。

考えてみると、自分が「勝てる」と思っていた戦略は、あくまで仮説です。実際はその仮説は、なるべく早い段階で正しいかどうかを、検証しなければいけません。

仮説を検証しない限り、間違った先入観で立てた戦略のまま、貴重な時間と、人モノ金の資源を投資し続けながら、ほとんど成果が上がらない、ということになります。

これって、とても怖ろしいことですよね。

でも、この先入観で立てた戦略のまま、何年間も間違った戦略を変えずに続けているケースは、世の中に結構あるようにも思います。

「仮説検証」のPDCAを回す重要性が、とてもよく分かったワークショップでした。

川上さん、ありがとうございました。

 

Twitterのつぶやきもまとめてみました。

次回、11月9日(水)の朝カフェは、ライフネット生命保険・社長の出口治明様に、『ビジネス パーソンは情報発信しよう 』と題してご講演をいただきます。

私は1年半前に、出口様にインタビューした際に、このお話しを直接お聞きし、とても啓発されました。朝カフェを開催し続けているのも、出口様のこのお話しを伺ったことが、一つの大きな理由です。

今回、出口様には朝6時半という早い時間にご講演をご快諾賜り、大変有り難く思います。

後ほど、正式にご案内致します。お楽しみに。

 

 

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