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朝のラッシュ時に通勤電車が一時不通、その時どうする?

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一昨日昨日と遅延した田園都市線ですが、幸い本日は問題はなく、いつも通り8時過ぎに会社に到着できました。

一昨日昨日の様子をこのブログに書いた際、この二日間、私がどのように対応したのかを書いておりませんでした。

この二日間、普段比較的空いている半蔵門止まりの電車も寿司詰め状態でした。

そこで、私は電車に乗車するのは諦めて、駅近くにあるカフェで仕事をしていました。

身動きが取れない状況の中に1-2時間閉じ込められるよりも、どこかで落ち着いて仕事をした方が、この日の仕事のアウトプットを最大化できると考えたためです。

幸い、二日間とも午前中の会議はありませんでした。そこで一昨日は溝の口駅内のカフェ、昨日はたまプラーザ駅近くのカフェに入り、パソコンで仕事をしていました。

「同じ考えの人が多く、カフェは混雑しているのでは?」と予想していましたが、不思議なことにそれほど混んでおらず、二日間ともにそのまま席を見つけて仕事ができました。

一昨日は、途中下車した溝の口のカフェで2時間仕事し、溝の口を10:30に出て、11:30に会社(箱崎)に到着しました。

昨日は、たまプラーザのカフェで2時間半仕事し、たまプラーザを10:00に出て、11:00に会社到着。

二日とも、時々電車は停止したもののそれほどひどいノロノロ運転はなく、車内も比較的空いており、桜新町あたりで座れました。

岩永さんのブログによると、昨日の朝、青葉台から乗車した岩永さんは、通常7分の青葉台~あざみ野間に1時間以上かかり、さらに大混雑のあざみ野駅で大変なご苦労をなさって市営地下鉄に乗り換え、新横浜⇒菊名経由で東横線に乗り、都内のオフィスに到着したのは、私と同じ11:00だったそうです。

 

朝のラッシュ時に通勤電車が止まった場合、選択肢はいくつかあります。

もちろん、重要会議等がある場合は、岩永さんのように、仮に到着時間の目処が立たなくても、なんとしてでも行かなければなりません。

しかし、会議がない日もあります。幸い私は二日間とも午前中は会議はありませんでした。

また仕事環境にもよるでしょう。

例えば、最近は、社外に会社のデータを持ち出せない、という企業も多くなりました。シンクライアントにより、社外ではネットワークがない限り仕事のデータに一切アクセスできない会社もあります。

幸い、私はパソコンに仕事の情報を全て入れて持ち歩いています。もちろん、会社の厳しいセキュリティ基準に準拠して、パスワードは2重・3重にしていますし、一部データは暗号化しています。

また、カフェや自宅で仕事を行うことを認めていない会社も多いでしょう。

このような環境をクリアしている、という前提で、ラッシュ時に電車が止まった際に、カフェ等で仕事をするためのポイント。

それは、「2-3時間は出先で仕事をこなせる状態を、常に持っていること」、ではないでしょうか?

具体的には

・理想は、ケータイや無線LANで、屋外でパソコンを社内ネットに接続できる環境を持っていること。

・しかし私はこの環境は持っていないので、メールの最新データを出歩く直前にダウンロードしています。Notesの場合はレプリケーションでローカルにメールを持てますし、必要であればデータベースのレプリケーションも取れます。

・バッテリーを十分に充電しておくこと。もしメモリー効果等によりバッテリーの持ちが悪い状態になったら、できるだけ早く取り替えること。

・バックアップ策として、パソコンが動かないことを想定し、プレゼン資料やホワイトペーパー等、目を通しておくべき資料を印刷しておくこと。

そして何よりも大切なのは、カフェで仕事をすると決めたら、出来るだけ早く会社に連絡を入れ、緊急の場合はケータイに連絡してもらうようにしておくこと。行方不明にならないことが大切です。

通勤という日常生活に組み込まれたパターンは、なかなか変えられないのかもしれませんし、会社の方針で許されない場合もあるでしょう。

しかし、自分が持っている選択肢を考えて、その日の仕事のアウトプットを最大化するためには、どうすべきかを考えて、柔軟に対応できるようにしたいですね。

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