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インターネットはなぜ市場原理でコントロールされているのか?

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ひろゆき(西村博之)著「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」で、この理由が述べられています。下記に引用します。

---(以下、引用)---

....著作権などの研究者であるスタンフォード大学のローレンス・レッシグがこう言っています。「世の中で人間の行動を決める要因は、道徳と法律と市場とアーキテクチャーの4つである」と。

...(中略)...

 ローレンス・レッシグの言葉にインターネットを当てはめるとこうなります。法律的な部分は、サーバーを国外に置いてしまうと日本の国土とは関係ない、つまり国土を外れた範囲になると効力を発揮できない。道徳も国家によって違うので力を発揮できない。アーキテクチャー自体もRFCで決めているものなので、誰か一人で決められるものではない。最終的に、売れるか売れないかの市場原理でコントロールする以外、方法がないのではないでしょうか?

 インターネット以外の問題でのアーキテクチャーも、結局はデファクトスタンダードが取れるかどうかの市場の原理に従わざるをえないわけです。

---(以上、引用)---

確かに法律的の部分は、社会がグローバル化しインターネット上で距離的コストがほぼゼロになっている現実に対して、現実の法律が追いついていないことによるギャップです。ただこの点は、将来的にはインターネットを考慮した法律が整備されてくる可能性もあり、将来的には変わってくる可能性もあります。

アーキテキチャーの部分は、これこそインターネットの根幹の部分であり、恐らく将来的にも大きくは変わらないでしょう。さらに、アーキテキチャーがオープンだからこそ、そのアーキテキチャーが様々なイノベーションを生む基盤になっている面もあります。

道徳の部分は難しい問題ですが、実はインターネットは地域性と結びつくと非常にローカルな特性を発揮できることを考えると、実は道徳的な部分は結構大きな要因ではないか、という気もします。

しかし、グローバルなスケールで考えると、世界規模での市場原理がインターネットをコントロールしていることはまぎれもない事実です。

現在、多くの企業が市場志向を強めているのも、市場におけるコミュニケーションのインフラとなったインターネットが市場原理でコントロールされていることと深い関係があると思います。

しかしながら、長期的には、法整備によって完全市場原理によるコントロールが若干修正されていく可能性もあると思います。

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