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スポンサードカンバセーション(ペイパーポスト)は自腹レビューに勝てない

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※スポンサードカンバセーション=ペイパーポストで記事を書いていますが、定義の上での違いがあまりはっきりしていないと思い、同列と見なして書かせていただきました。定義の違いがあれば、コメント欄にてご教授いただければと思います。

河野さんが書いていたスポーンサードカンバセーションの記事と、
その元記事を翻訳してらっしゃった方のエントリを
見ての感想をまとめる事にしました。

1、「スポンサードカンバセーションは広報と広告の中間なのか?

2、「スポンサードカンバセーションは広報と広告の中間:グランズウェル4

わかりやすいように番号を振って、、、
2番の記事の中では、グランズウェルという本の著者が語った、
いわゆるカンバセーションマーケティング(ペイパーポスト)を条件付きで認めた
エントリーを書いた事について、原文の翻訳と、
それについてのネガティブな反応が見えています。
  →河野さんのグランズウェル紹介エントリー

1番の河野さんの記事でもスポンサードカンバセーションについての、
深堀をすすめております。
特に気になるのはこの辺り、

たぶんスポンサードカンバセーションというのは、依頼企業がひと手間加えるだけでクリアになる気がする。
それは、

  • 依頼した各ブログに記事がアップされるのと同時(かそれ以前)に自社サイトでキャンペーン(スポンサードカンバセーション)中であることを告知する
  • スポンサードカンバセーションを実施する際のポリシーを公開し、依頼した各ブログからテキスト(できればバナー)でリンクしてもらう(もちろん rel="nofollow" で)
  • 依頼した各ブログのエントリーに薬事法や著作権法違反が見られた場合は、すぐに修正を要求できて、さらにブロガーにもそれに応じるように契約を締結しておく(例外的編集権)
  • 依頼した各ブログに利用者からコメントがついた場合は、必要に応じて企業の担当者が対応する
  • 各ブロガーのエントリーとその反響(ex.トラックバックやコメント、はてなブックマーク)をまとめたページを用意する

今、グレーな物をどうやったらホワイトになるかを考察している部分ですが、
実際、ペイパーポストなどのサービスを利用できるであろう自分みたいなブロガーから見ても、

めんどくさそうだなと思ってしまう点が多いです。
例えば、「例外的編集権」や「rel="nofollow"」などの条件は、
アフィリエイトなんかの延長にペイパーポストをやろうとしている人にとって見れば、対応の時間的な制約が多そうな気がします。

(もちろん企業側も)

だからといってそういった物がグレーのままペイパーポストを
広めていくときっと良くはないため、
反論だけでなく、改善案といったところで、
河野さんが上の項目を挙げてみたんだと思います。

話は変わりますが、今、デジタル一眼レフカメラが欲しいんですね。
店頭で見たりもしましたが、やっぱり一番参考にしたのが、
価格コムやブログ記事、インプレスや、ITmediaのレビュー記事だったりします。

僕の消費者としての行動を顧みてみると、
一つの意見はあくまで一票でしかないんですね。
インプレスや、ITmedia、
店頭販売員の意見は確かに詳しいところまで掘られていましたが、
ブログや、価格コムの購入者の声と同じ一票扱いで考えて、ある程度の候補商品をしぼるまで至りました。

僕のような商品の選び方をする人が多いとはいえませんが、
インターネットを使いこなしているような世代の中では、
少なくない消費思考だと思います。

そう考えてみると、インターネット上に自分の商品の記事や、
レビューが増えれば増えるほど
「あの人もあの人も買ってるから自分が買っても平気かな?」
という気持ちを後押しされる消費者は少なからずいると思います。

ただ、僕が思うのは、そういった人たちが、
「買ってない」ブロガーの意見をどこまで参考にするかと問題があります。

ペイパーポストが一般化し、「広告の明示」のルールをみんなが守ったとしても、

自腹を切っていない素人のレビューや、感想が、
本当に欲しい消費者の心の後押しになるかは疑問が残ります。

自腹を切らせるペイパーポスト、稚拙ですが
「買って書いたら3ヶ月後に半額キャッシュバック」
みたいなイメージです。
近い物では、百式さんの「ハイビジョンサウンド会議
」でやった、
「モニター期間+購入する人は半額補助」がイメージとしては近いですね。

マーケティングの基礎がなっていない自分ですが、
消費者目線で考えてみるとこうなりました。みなさんはどう考えます?

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