オルタナティブ・ブログ > 一人シリコンバレー男 >

二度目の社会人を始めた男が、新しい挑戦への第一歩を踏み出す!

企業はコミュニケーションする手間をめんどくさがってはいけない?

»

Googleのペイパーポスト問題から約一ヶ月
河野さんのマーケティングclip MLでも、ペイパーポストについての話題が飛びかい
河野さんのまとめエントリーのような記事がマーケジンに上がってました。

ペイパーポスト問題の本質は「消費者を欺くこと」

僕は、明確にペイパーポストと呼ばれてるようなエントリーを書いたことはないですが、それでもソニーのWifiオーディオ関連のエントリーなど書いてたことがあります。
ソニーさんから百式さん経由でWifiオーディオをモニターさせていただきました。

ある意味で、ペイパーポストと言えなくもないこのグレーな部分ですが、
ペイパーポストの害悪となる例としては、
「広告と明示せず、記事を書く(金銭や商品が渡される)」
「広告主のフィルタをかけずに過大広告を行う可能性がある」
「ページのリンクを金で買う(SEOの効果を狙って?)」
「中身の無い記事が量産される可能性がある」
などなどが、論じられています。

河野さんの記事や、口コミと広告の差はどこにある?という、
CNETオンラインパネルディスカッション、
ペイパーポストbyアヨハタさんのブログ

株式会社EAの松本さんのブログなどを読まさせていただくと、
「ペイパーポストをガイドラインで組み入れて使える物にしてこう」
と言う考え方と
「ペイパーポストはお客さんをだます行為だから最終的に企業の利益にならないよ」
と言う考え方が見られるかと思います。

マーケティングの仕事に関わってるわけではない僕からの視点としては
「そのスキームがあった方が僕ら(消費者)が幸せになるの?」
疑問の解決方法を見いだしきれていません。

強いて言うなら
「参加すれば得に見えるけど、
参加してない人にとっては不要もしくは故意に拡張された広告がネット上に広がる。」
と言う点を考えてみると、あまり「必要だ!」と叫べなさそうな気がします。

僕はコアでニッチな商品(wifiオーディオは特にそうだった)の場合、
企業としても製品の魅力を広告だけでは伝えづらい面があるため、
こうしたペイパーポストに安易に頼ってしまいそうになる面もわからなくはないです。

ただ、こうしたサービスと手を組むよりならば、
アドバイザー契約ぐらいにとどめておいて、
メーカーが自ら「良い意味でしゃしゃり出る」を実践して
ブロガー、または製品に興味を持ちそうなネットユーザーと
直接対話するような仕掛け作りを企業主体で考えていく方が、
外部から見た人間にとっても有益な情報を生み出せるのではないでしょうか?

Comment(2)