地方格差をなくすためにみんなでwebでがんばろうじゃ駄目な理由を考える
※筆者の政治的な思想とかは特にありません。
いわゆる脳内疑問解決、ネタの類であることを前提でお読みください。
ちょっと、日曜の朝からニュースを見て考えたのですが、
地方格差是正や、談合等々の問題を見ていて
「なんで、それでwebを活用しないの?」とふと疑問に思いました。
webビジネス(モバイルコンテンツも含む)は、
地方での経済振興に役に立つと考えます。
理由は三点
1、場所による利益の機械損失が少ない
(渋谷で開発しようが、鎌倉で開発しようができたものを発信する場所は一緒)
2、大規模な施設を必要としない
(製造業と違い工場のような初期投資の大きい大規模施設を必要としない)
3、ナレッジを学びやすい環境が整っている
(リファレンスはオンラインに大量にあり、わからなければ「はてな」「教えてgoo」へどうぞ)
他産業に比べ、これほど都会と地方のビジネスの差を感じにくい
産業もないかとは思いますが、
しかし、なぜ、webビジネスが地方の経済振興の鍵へとならないのでしょうか。
そこにはやはり「世界とビジネスをする」といった意識が不足しているのではないか
と考えます。
自分も「秋田県」の片田舎の生まれで、TV番組などで「地方格差是正」の議論のときには、
自分の地域のことを思い出しつつ聞いたりしていますが、
いつもいつも引っかかるせりふがあります。
「地方に金を持ってくる」
という表現を政治的な議論の中でされる方がいらっしゃいますが、
これは実に腑に落ちない話しだなぁと田舎者ながらに思います。
「金を持ってくる」という表現上それはつまり「すでに都会にお金がある」ことを
前提にしていて「日本国内での経済の話」と考えます。
せっかく「webビジネス」と言う世界に対して開かれた市場が
パソコンの向こうにあり、ブロードバンドの発展やPCの低価格化で、
誰でも挑戦できる環境にあるにもかかわらず、
「日本国内」の経済に閉じた議論になっているのかがちょっと疑問です、
もっと、日本全体の「webリテラシー」が向上し、
「一億総シリコンバレー状態」になったら、
地方格差なんて関係のない世界になるかとも思いますが、
やっぱりキーになるのは「国際教育」と「英語教育」ですね。
「日本で閉じたビジネス」の発想に行きがちなのは、
上記2点の教育が足りないからなんじゃないかなぁと思います。
まぁ、webにかかわる産業が振興してきたのはここ数年ですから、
まだまだ悲観はしないで、これからの話なのですが、
そんなことを考えた日曜の朝でありました。