ジャパンエンジニアの給料は、シリコンバレーエンジニアの給料よりほんとに安い?
エンジニア格差があるといわれる日本とシリコンバレー。
技術者の友人がぼやいていた話では、
「技術者は日本にいてもビリオネア(億万長者)にはなれないよ・・・」
と言う切ないことを言っていたが、
本当にそうなんだろうか?
そんなことを考えたのも今回@ITにて「IT年収MAP」と言う、
結構人によってはせつなくなりつつも、
やる気を出させてくれるようなサービスが送り出されたからだ!
私の結果は、、、、まぁ下のほうで。
今回はこのMAPを使ってちょこっとシリコンバレーエンジニアと比較して見ようと思う。
ビリオネア(億万長者)の定義は、「大変なお金持ち」と言う物凄いあいまいな定義なので、
ざっくりと、シリコンバレーの技術者と、日本の技術者(もちろんIT限定)
で比較して見ることにした。
まずは、シリコンバレーの技術者の給料だが~、
とりあえず、公式なソースではないが信頼のできそうな情報ソースとして、
On Off and Beyondの千賀さんの
「シリコンバレーの給与水準」のエントリーを引用します。
- 新卒
- 学士: $65,000-70,000 (800 - 850万円)
- 修士: $70,000-80,000 (850 - 950万円)
- 博士: $80,000-90,000 (950 - 1100万円)
- 一般
- 普通のエンジニア(staff engineer): $90,000 - 120,000 (1100万円 - 1500万円)
- シニアマネージャ/シニアエンジニア: $120,000 - 150,000 (1500万円 - 1800万円)
- ディレクター/シニアプリンシパルエンジニア: $150,000-220,000 (1800万円 - 2700万円)
ボーナスとストックオプションがこれ以外に付く。つまり4大卒の基本給が月給にして70万円なわけです。
これをIT年収MAPで照らし合わせて見ると~
学士は約23-25歳、修士は約25-27歳、博士は約33歳と仮定してみると、
こんな感じの結果になった。
横軸は、調査の範囲23-33歳を設定
縦軸は、年収の幅の最大値を取ったものだ。
黄色のラインが、
シリコンバレーのエンジニアの給与水準(新卒)の平均を
大体の落とし込んでみたものだ。(赤は自分です・・・・)
こうやって比較して見ると、
かなりの差があることが見て取れる。
一般的にな感覚で言うと2倍ぐらいな差が見て取れる。
しかし、ここでひっかかるのは、
シリコンバレーのエンジニアとはいえ、新卒の給料帯である。
いくら、優秀な人材を輩出しやすいと言う土壌と、
レイオフや、倒産のリスクが大きい環境とはいえ、
差が大きすぎるような気がしないだろうか?
ここで一つ思い当たるのは、日本人は、性格的に
「昇給ネゴをしない」(個人での給与交渉をしない)
と言う点や、「自身の力を低めに見積もる」
と言う慎ましさ?があるので、こういった差として
現れてくるような気がする。
このblogを見てる方も、IT年収MAPを試し、
自分の日本でのポジションとシリコンバレーの給与水準を比較して、
「まだまだ俺は高いはずだ!」と言うやる気を出して見てはいかがだろうか?
自分の可能性に賭けたくなったときにはそのまま「ジョブエージェント」や
「プレミアムスカウト」に登録してみるのもシリコンバレーのエンジニアに
近づく一歩かもしれないですよ。
追記---------------------
ITmediaオルタナティブブログでは、
他にもコチラのエントリーが@IT年収MAPをとりあげています。