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経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

経営者はやりたい事しか出来ない!

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経営者は、嫌だと考えていることを我慢して実施しても、絶対に成功しません。苦労するかどうかは基準ではなく、心が前向きになれるかどうかがポイントです。営業が嫌いという技術者出身の経営者は多くいらっしゃいます。しかし、そうした経営者でも自分の思い描くワクワクする未来のために、テレアポや営業活動が必要であるとなると、意外と前向きに活動します。

単に、『必要だから営業活動をしましょう』とか、『営業しなければ顧客は増えませんよ』と言った当たり前の常識論を唱えた所で、理屈は分かっても何故か成功しません。経営者が心から実現したいワクワクする未来が先にあり、その為の活動としての営業という位置付けが重要になります。

業績が伸び悩んでいる経営者は、売上を伸ばすためには営業活動をしなければいけないと感じてはいます。しかし、それは今の状況を少し改善するための行為でしかなく、未来に繋がるワクワクするイメージがありません。これではやはり上手くいかないのです。

どうして業績が伸び悩むのでしょうか?それは事業そのものが老朽化している可能性があります。もしかすると、少しの改善で、また成長のサイクルに入るのかもしれません。しかし、そんな奇跡は稀にしか起きません。伸び悩み=事業の再構築と考える事が正しく、単に営業活動を少し改善しただけでは現実的に回復するのは難しいでしょう。

経営者がワクワクする未来を描く事ができれば、苦労は苦労でなくなります。したくない行為も前向きな活動へと変わっていきます。まずは経営者のやいりたい方向性をしっかりと決める事が何よりも先決です。

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