アジャイルに行こう!

XP祭り2010で講演しました。

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Ilovexp_2 毎年9月の第一土曜日に行われるという、「XP祭り」に参加してきました。毎年楽しいのですが、今年は、200名以上の参加。会場のみなさんに手を挙げてもらったら、初めての参加が7割くらい、というとてもうれしい状況です。

アジャイルの最近の話をしようと思ったのですが、やっぱり、「XPへの愛」があふれてきて、現在の自分の生活スタイルに大きな影響をあたえた、XPとアジャイルの関係もお話しました。

それから、初めて、Kanban について少々テクニカルな話をしました。ウォーターフォールとスクラムとカンバンを、ケーデンス(リズム)とWIP(在庫、仕掛)、キュー理論(Lead Time短縮)の観点から少し解説しました。

実はKanbanは、「まずやっていることを見える化することから始める」という意味で、プロジェクトファシリテーション(PF)とも通じるところがある手法です。日本でも取り入れやすく、これを起爆剤に、日本でもアジャイルへの移行がすすむとよいと考えています。

Wfscrumkanbanキーの資料を右に抜粋します。

Waterfall, Scrum, Kanbanと、同じ平均生産性なんですが、徐々に在庫が減ってLeadTimeが短縮されるのが分かると思います。開発中(まだテストされたコードになっていない部分)の仕掛(WIP)を減らしていって、理想的には一個流しに近づけるのが Kanban。

でも、一個流しはあくまで目指す姿です。まずは、仕事を顧客に意味のある単位で切って、それをカードや付箋紙に書いて見える化することから始めます。ウォーターフォールでもいいんです。そして、それを流していく。保守に入ったチームなどは、すぐにKanbanが機能します。

David Anderson は、Kanban を開発の方法論ではなく、transformation ツール、と位置づけています。すなわち、まず今やっていることをみんなで見えるようにすること。そして、それを改善して、みんなでよくすること。とっても、TPSやリーンに近い考え方です。

Energizedwork あと1つ、今回言いたかったスライドは、XPの Energized Work についてです。個人的には、この部分に、XP(およびKent Beck)への大きな思い入れがあります。これもスライドを抜粋します。仕事を活気をもって行うには、やっぱりバランスが重要なんです。いい仕事をする、ということと、家族や自分自身の幸せは不可分のもの。あくまでも、仕事は人生の一部であり、でも、人生で最も多くの時間を費やす場所として、楽しみながら成果を生み出したいものだ、考えています。

このことについては、Kent から教わることが多く、ぼくが福井にいる時間を大切にしているのも、現在の仕事スタイルになったのも、その影が大きいです。また、現在ぼくがXPやアジャイルの活動をしているのも、このことが本質の気がしています。

思い起こせば1995年30歳、はじめて子供を授かるというタイミングで東京の会社を退職し、福井に転職しました。でも、福井にいたことで、福井での長い退屈な日々をどうにかしようとして、逆に、執筆活動や講演活動を2000年にはじめた、というのが僕の経歴です。

渋川会長が、基調LTの中で触れてくれましたが、XP-jpの最初のオフ会は、2000年7月、渋谷のバー、XP、にてです。このころ福井にいたぼくは、東京に行くのがうれしくてしかたなかった。「渋谷のモヤイ像に、白い本を持って集合!」が合言葉で、最初の飲み会を企画しました。みんなと何か新しいことを起こしている感触が欲しかったんだな、きっと。

そんなことを思い出しながら、昨日のXP祭りは、旧友とたくさんあえてうれしかったです。

ずーと同士でいてくれてきた、福井さん、小井戸さん、くまちゃん、良太さん、天野さん、りょ~さん、t-wada、くっしー、レッド(DearXP流すの忘れたね!)、しぶかわくん、矢野さん(鍋島よりおいしいお酒教えて!)、松本屋さん(PFIやろう)、北村さん、野口さん、(ぼくと同じで道に迷った)ゆこさん、(名古屋から来てくれた)山本さん、今後ともゆる~くおつきあいください。Ryuzeeさん、やっとお会いできましたね、聞いてくれてありがとう!DevLoveのYajimaさん、DiscoveryCoachがおりゅーさん、講演希望ありましたらやりますんで、また情報ください。川口さん、えばっきー、樽本さん、それからDesignIT!の金山さん、Agile/UXの夜明けは近い!太田さん、鷲崎さん、本橋さんパターンでも盛り上げましょう。ぱぱんだ、「境界を越えて行こう」。話しできずに残念でした。MSの長沢さん、Atlassianの大澤さん、ツールや環境でも盛り上げていきましょう。新野さん、一度記事の相談させてください。Tom Gilb のインスペクションを日本でやってる永田さん、一度ソニーで話させてください。勝田さん、例の小林さんの話また今度。fullfoolさん、良太さんと水谷さんと次回。最後に、永和システムマネジメント、チェンジビジョンから来ていたたくさんの同僚、天野さん、水越さん、安井さん、こんぴろ(会えなかったけど!)、梶田さん、木下さん、家永さん、平田さん、また月曜からリアルワールドでやっていこうね。

あと、個人的には、樽本さんのユーザ行動モデリングに参加できてよかった。「スタバトレイン野郎」、最高。ガンダムのTL、ぐっときた。水越さんのPMのモデリング(ポケモン・バトリオ)すごかった。あとあの踊り、と音楽のあれ、あれ、なんだっけ、やじまさんすごい。

XPJUGが、国境もITという職種も、越えた感じがした、一日でした。みなさんに感謝します。ありがとうございました!

※追記(新幹線にて)

藤原さん、急に日本のミッキーの質問してごめんなさい、AlistairのICAgileの話聞きたかったです。林さん、目的が影を作る話気に入りました。ふる、さん英語本お疲れ様でした!安藤さん、いつも家族とAgile素敵です。細谷さん、テストや品質コミュニティとの情報交換これからも!石丸(_denko)さん、くまさん、福井さんと小井戸さんいじり楽しかったですねぇ!みんなの落語ずきっぷりに驚愕。福井コンピュータの小島さん、(いなかったけど)、うわさたっぷりさせてもらいました。

Comment(4)

コメント

Waterfall-Scrum-Kanban のスライドが特に参考になりました。とても納得いく感じがいたしました。
それから、30歳のときの福井のエピソード、良いですね!そういう経緯で今に至るわけなんですね。

油断しましたw ICAgileに関しては、アリスターさんが"どうおもうかディスカッションしてくれ!意見をくれ!"とムチャぶりだったのですが、こういう制度があるとAgileが広がりやすくなるでしょうし、道標になる。"きっと日本だとモテますよ"と伝えておきました。また、日本に帰って平鍋さんの記事を読ませていただいて、僕も共有したいなーと思ってました!今度ぜひ!

XP祭りでは、お話できてよかったです。福井の話を福井さんも交えて(^^
ご講演では、WF-Scrum-Kanban の特徴を示されていたところがわかりやすく、そして新鮮でした。
ツールについては、ツールでアジャイルへのハードルが下がることあるのなら(たぶん、ツールもそろってきたからアジャイルやってみようというきっかけ)いいですが、まず、アナログでやってみてそれを効率化するためにツールも検討がいいように思います。一度にやり方とツールを導入すると、メリット/デメリット、適合性など混同し、結局効果を測れない・・・なんて現場をいくつか見てきたので。そういったツールの活用についてもいろいろと議論できれば!
今後ともよろしくお願いいたします。

なぜ皆さんパンダの出生情報を押さえてらっしゃるのか?
なぜ皆さん揃って落語通なのか?

いやー、始まりから終わりまで楽しい会でした。
ぜひまた♪

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