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成長を加速させる~変化は是か非か、あるいは「変化の習慣を持つ」ということ~

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成長シリーズ第三弾

変化は是か非か、あるいは、「変化の習慣を持つ」ということ

最近、改めてよく思うのです。組織が大きくなると変化しづらくなる。
長いこと続けて来た習慣があると変えづらくなる。
大きくなるほど、続いていればいるほど、慣性の法則が働くようになる。

  • 今より悪くなったらどうする?
  • 変えるのに手間が掛かるじゃないか。
  • 変化を起こすメリットがわからない。

組織が大きくなってくると、自然とそんな意見が増えてくる。理由を付けて変化を嫌い、その場に留まろうとする。大企業病の始まり始まり。

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どこで目にしたのか忘れてしまったが「変化の習慣を持つこと」「変わるのが当たり前になるようになること」がとても重要だと書かれた本を読んだ。これには感銘を受けた。確かこんな感じの事も書いてあった。

「人は変化を嫌うが、実際は変化すれば必ず何かしら良くなる。現場の人間がいろいろ考えて変化させた事は上司から見ると稚拙に見えるかもしれないが、現場もそれほど馬鹿ではない。アレやコレや理由を付けて変化させないことの弊害の方が100倍大きい。だから、変化は基本的に「是」である」

と、その本では主張されていた。とにかく変化し続けることが大事なのだ。

コンサルタントである僕は、企業が変革に一歩踏み出すのを強力に後押しする仕事にしているのだが、正直、変化しないことに慣れた組織を動かすのは本当に大変だ。変化がなくなると、空気が淀み、やがて腐ってしまう。にも関わらず変化をこばむ姿はいたるところで目にする。

例えば、若手の提案をことごとく撥ね付ける上司。詳細なデータを集めさせ、バッチリ検証をした後ようやく重い腰を上げて変化を許可する上司。そうして、どんどん「変化が特別なこと」になってしまうのだろう。

ケンブリッジのような100人程度の会社ですら、そういう雰囲気を感じる事がある。「変化すること、変えることに異を唱える人が多いな」と思うことがあるのだ。変化は「是」。少しでも悩んだら、少しでも意見が別れたら、即「変化側」を選択できる組織でありたいものだ。「変化は日常で、普通なこと」としておかないと腐ってしまう。

変化することで「自分で考える」キッカケがめちゃくちゃ発生する。前回紹介したように「羊の群れから狼が生まれる」キッカケにもなるだろう。

変化を日常化する仕掛けを持つ

そう考えると、ケンブリッジには「強制的に変化を引き起こす」仕掛けがあることに気が付いた。

年一回の仕掛け「全員オフサイト」

ケンブリッジには「全員オフサイト」という「会社のことぶっちゃけどう考えているのか、皆で腹割って話そうぜ」の会が年一回ある。社員全員が参加し、1泊2日で言いたいことをぶちまける。自分の主張を表明し、議論してよりよい見解にたどり着く。そこで不満も沢山でる。そして不満が出たら「だったら言い出しっぺが変えてみろよな」となる。本当に変える必要があるのかは良くわからない。でもやろうと思った人がいれば変えてみる。毎年の通例だ。

毎日の仕掛け「Check Point」
ケンブリッジではプロジェクト毎に毎日Check Pointを行っている。
その日の動きがどうだったのか?改善すべき事はないのか?10分くらい話し合う時間が設けられる。そこで挙がった改善点は即実行される。
プロジェクトはスピードが命だからチンタラだれかの許可を取っている暇はない。現場の判断でどんどん色んなものが変化していく。チェックポイントをするから半分強制的に変化の種が生まれる。毎日の通例だ。

こうした仕掛けは、「変化することが当たり前」を作り出す仕掛けなのかもしれない。「変化の習慣を強制的に組み込んでしまう」のが良いのだろう。極端に言うと、変化の必要性がなさそうに見えても変化さえしてしまえばいいのだ。例えば、

・新入社員研修の期間中、毎日改善提案を募る。そして毎日一つ選んで、即実行する。
・部の目標を立てる際に、今期変化させること必ず10個を挙げて実行する。

など「強制的な変化」はいくらでも作り出せる。

余談だが、僕が子供の頃、兄弟で部屋が1つずつ割り当てられていた。極小さな部屋だったのだが、毎年入れ換えをするのが通例になっていた。お互いの部屋を交換するのだ。当時は本当に面倒だなーと思っていたが、今の僕が変化に積極的なのはそうした原体験があったからなのかもしれない。

さて、あなたの組織、変化していますか?空気淀んでないですか?


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