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成長を加速させる~羊と狼あなたはどっち?~

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羊と狼。あなたはどっち?

以前、大手ハードウェアベンダーで業務改革プロジェクトをお手伝いさせてもらっていた。そこの執行役員の方の話がずっと頭に残ってるので書き起こしてみた。

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プロジェクトの中間報告の後の雑談で、執行役員がこんな話をしてくれた。

「いや。ウチの連中は羊なんだよ。だからあんた達のようなコンサルタントを入れるんだ」

「羊ですか?」

「そうだ。羊じゃダメだ。羊は『ここで草食え』言われて『メー』もしゃもしゃとやる。集団で言われたことをやる。それに疑問は持たない。何の疑問も持たずにひたすらに毎日草を食う。」

「なるほど・・・」

「それでいいのか?企業がそれではいずれ死んでしまう。いずれ『あれ?俺たちナゼここで草食ってるだろう?』と考えるヤツが出て来る。それが狼だ。『柵に囲まれて、俺たち何やってんだ?』『外の世界はどうなってんだ?』そう考えるヤツが1人で良いから出て来て欲しい。」

「・・・」

「そのためには刺激がいるんだよ。コンサルタントを外から雇うのは刺激を買っている面もあるんだ」

この話は衝撃だった。言われれば確かにそうだ。大きな会社になってルーチンワークをこなし、企業の論理にどっぷりハマるとどんどん疑問は失われていく。そしてそのまま一生終わるのだ。

恐ろしいことだ。

・・・いや幸せなことなのか?

それは良くわからない。

自分の置かれた環境に疑問を持つこと、もっと上があると知ること。もっと変えられる事があると知ることが狼を生み出すことになるのだろう。

言い換えると「疑問を持たないやつに先はない」とも言える・・・。

前回、成長の4つのスタイルという記事で「現状に満足したらポンコツ中年行きだ」と書いたけど根っこは同じだ。例え手本が無くても、もっと上があると知る、もっと工夫できないか考える事で「積極経験型の成長」に行き着く。



■新入社員の頃、狼を見た事があった。

とここまで書いて、前職の同期で変わったヤツがいたことを思い出した。

新入社員研修を受けていた時期。研修の最終日に最終テストが実施された。その中に「役員25名の名前をフルネームで書け」という問題が出ることが分かっていた。毎年の通例だった。

同期達は皆、良い点が取りたくて、前日に役員の名前を暗記をしていた。テスト勉強と考えると普通の光景だ。出るのがわかってる問題を、しっかり覚えて点を稼ぐ。

でも、その同期は皆が役員の名前を覚えて書いているのを横目に見て、「それを覚えることに何の意味があるの?」と言い放ち、ついに最終テストでは役員の名前を一切書かなかった。(後から聞いたら「社長の名前だけは書いた」と言っていたが、きっと嘘だ。)

そして、彼は研修の問題点・改善案を毎日日報に書いて人事部に申し立ていた。「役員の名前を書かせるテスト」についても、「意図が不明、もっとこうすべき」と書いていたらしい。100人もいる同期の中で、そんなことをやったのは彼だけだった。今思うと、きっと彼は狼だったのだと思う。

■まとめ

自分の置かれた環境を疑って、自分の世界、価値観から思考を解き放つことができるかどうか。重力の鎖を断ち切って、飛び出すことができるのか。狼になれるのは一握りの人間だけなのだろうか。いや、キッカケさえあれば誰にでもできるはずだ。


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