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①ケンブリッジは何を目指しているのか?

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ケンブリッジで代表の仕事をするようになってから「ケンブリッジは何を目指しているのか?」「ケンブリッジをどんな会社にしたいのか?」と、聞かれることが増えた。
面接のシーンだけでなく、色々な場面で。
今回は、このテーマについて書いてみたいと思う。(若干暑苦しい内容になっていることを最初にお詫びしておく)

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「ケンブリッジは何を目指しているのか?」

これに答えるためにはケンブリッジの誕生まで遡ることになる。
元々ケンブリッジはアンチコンサルティングファームとして立ち上がった会社だ。
いわゆる「コンサルティング会社」を否定して、自分たちのスタイルを貫いてきた経緯がある。
では、何に対するアンチなのか?
普通のコンサル会社との違いを、3つあげてみよう。

①担うのは「タスク」か「変革」か

普通のコンサル会社は、特定の「タスク」を担う。
提案、分析、調査など一部の仕事を請け負って、雇い主をうならせるアウトプットを提供するのだ。
特定タスクに精通した「スペシャリスト型人材」がサービスを提供することになる。
(これは弁護士など、高度プロフェッショナルサービスでは当たり前の話)
これはこれで必要な役割ではある。
だが、雇い主は「タスク」をやって欲しいのだろうか。

ケンブリッジは「変革」を担う。
顧客は調査資料が欲しいのではなく「良き変化」が欲しいはず。
変革が成功して、業務が変わり、現場が変わり、関わる人の生活が変わる。それが実現したいことなはずだ。
だからケンブリッジは特定タスクだけを担うのではなく、変革全体を担うべきだと思っている。
自分たちのタスクが上手にできればいいのではなく、顧客の変革が上手くいくかどうかに関心を寄せたい。
だから「変革がリードできるゼネラリスト人材」がサービスを提供することになる。
すべては良き変化のために。

②ワークスタイルは「先生型」か「ファシリテーション型」か

普通のコンサル会社は「先生型」で仕事をするのが一般的。
顧客が情報を提供し、コンサル会社がそれをもとにアウトプットを作って提出する。
顧客はそのアウトプットを見て文句を言ったり、評価したり。
まぁタスク型ならそれでも良い。しかし、それで変革が成功するのだろうか?

ケンブリッジは、お客さんと一緒に作る「ファシリテーション型」
顧客が自分たちの会社を改革するのに、コンサル会社に丸投げでいいわけがない。
逆に、顧客とコンサルが一緒に考えて、汗をかきながら変革を進めることができれば、その後の推進力は凄まじいものになる。
我々は、この技術を「PJファシリテーションスキル」と呼んでこの25年徹底的に鍛えてきた。
今ではファシリテーションはケンブリッジの大きな武器になっている。

③責任を負うのは「自社の売上」か「顧客の変化」か

普通のコンサル会社は「売上が目的」
企業なのだから当たり前と言えば当たり前。
ところが、売上が目的になると、よからぬことが起こるものだ。
・顧客にコンサル依存になってもらった方が、売上が安定する。
・PJがあっさり短期間で成功するより、長時間かけて進めた方が金になる。
・コンサル会社の利益が減るような提案は、絶対ダメ。
「自社の売上>顧客の成功」という構図なのだから、ある意味でとても合理的な考え方とも言える。
しかし、それは顧客にとって正しいことなのか?

ケンブリッジは「変革の成功>>>>>>自社の売上」と本気で考えている。
自社の売上のことは全く考えなくていい。
・変革が成功するなら、自社の売上がゼロになる提案だって全然かまわない(むしろ推奨)。
・顧客が自分たちで変革を続けられるようになるなら、ノウハウをフルオープンにしたってかまわない(むしろそう在るべき)。
ただ、顧客にとって正しいことをする。
売上はその結果でしかない。経営としては一見不合理に見えるかもしれないが、大事なことなのだ。

まとめ

3点話してきた。
①タスクではなく「変革」を担い
②先生型ではなく「ファシリテーション型」で顧客と協働し
③自社売上ではなく「顧客の成功」にまっすぐ向き合う
これが我々ケンブリッジのスタイルであり、目指す姿。

これを続けると、必然的に「コンサルいらずの世界」を目指すことになり、結果として「プロジェクトの常識」を変えることになる。
・コンサルに頼らないと成功しないプロジェクト
・コンサルに丸投げするプロジェクト
・顧客のためにならない提案がまかり通るプロジェクト
・顧客対コンサルの構図のプロジェクト
こんなおかしな常識を根こそぎ変えてしまいたい。

僕らはこういうコンサル会社でありたい。
他社との差別化・事業の優位性がどうとか、シェアや規模がどうとか、そういう話ではなく、我々が「こうありたい」と思う形を追求したい。
(結果的に、大きな差別化要素にはなっているのだが、それは結果論)

◆医者の在り方と似ている

余談ですが、この話は医者の在り方にも似ている気がしている。
頭が痛くて病院に行ったとする。
従来の医者は「検査しましょう、ああ、偏頭痛ですね」
「薬出しておきます、薬がなくなったら必ずまた来てくださいね」
という感じだろうか。
確かに薬で痛みは取れるだろう。医者としても、どの患者にも同じように診察し処方すればいので仕事は効率化できる。
薬を出せば病院は儲かるし、患者が安定的に通ってくれるのは病院経営としては最高。
でも患者にとってそれは幸せなことなのか?

では、患者にとって正しいことをする医師は?
「偏頭痛のようですが、そもそもどう改善したいですか?」
「薬だけに頼ると、また繰り返すことになる。根治治療を頑張る気はありますか?」
「大変ですが、一緒に根本原因を探って、対策を一つずつ試してみましょう」
「よかったですね。もう病院なんて来ちゃだめですよ」
という感じじゃないだろうか。少なくても僕が患者ならこの方が嬉しい。

よくいただく質問

とはいえ、きれいごと過ぎて、こんなことも聞かれる。

Q:似たような会社が出てきたら?
A:良いじゃないですか!
きれいごとを追求するコンサル会社が増えたら、世の中に幸せなプロジェクトが増えますよね。そうあるべきだと思ってます。

Q:ノウハウをフルオープンにするとケンブリッジの優位性がなくなるのでは?
A:もう25年もノウハウオープンにし続けてきましたが、そうなりませんね。オープンにすることで僕らのノウハウはどんどん磨かれるし、より高度で難度の高い取り組みに集中できるようになっているのだと思います。

Q:「コンサルいらずの世界」になったらケンブリッジも不要になるのでは?
A:最高ですね。人々の能力が上がり、自分たちでどんどん変化を生み出せる世界になった証拠ですよね。
それに「コンサル会社」という形態は不要になるかもしれないが、世の中から「変化」がなくなることはないはずです。
外部コンサルとしてではなく、事業会社で変革をリードするのも良いかもしれませんね。


さて、いかがだっただろうか。ケンブリッジが目指す姿を語ってきた。
会社の売上や利益、規模やシェアも大事だが、「理想を追求する」のはもっとずっと大事だと思うのだ。

あなたは、こんな考えに共感してくれるだろうか?それとも「単なるきれいごとで、絵空事だ」と思うだろうか?

もし共感度が高いなら、是非あなたの力を貸して欲しい。
きっとケンブリッジとバッチリ合うはず。
ケンブリッジに参画してくれたら最高だけど、誰かにケンブリッジを紹介したり、記事をシェアしてくれたり、応援してくれるのもとても嬉しい。
良い未来、作りたいですよね。

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次回の記事は「②ケンブリッジはどんな組織を作ろうとしているのか?」

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