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成長を加速させる~成長の分水嶺を超えろ

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分水嶺を超えないと成長できない。成長と閾値のお話。


伸びる人と伸びない人。その違いは「成長の分水嶺」を超えるかどうか、なんじゃないかと思っている。

『分水嶺』を辞書で引くと概ね以下のような意味が出てくる。
1.降った雨水が、それぞれ異なる川に流れていく原因となる、境界線になる山の尾根。
2.雨水が異なる水系に分かれる場所であることから、物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。

どうやら成長にも分水嶺があるらしい。分水嶺を超えなければ全然成長しない。逆に少しでも超えれば水が流れるように伸びていく。

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「思考」が分水嶺を超えた瞬間、成長が始まる。

いろんな観察をしていると、伸びる人は「思考」が一定ラインを超えている。つまり思考が成長の分水嶺を超えている。
これまで停滞していた人が、途端に成長する事があるけれどこれも同じ。これまで分水嶺の手前で終わっていた「思考」が分水嶺を超えたためにグンと伸びているようなのだ。

仕事をしていて「あれどうなってるの?あれはやったの?」と聞かれるようではだめだ。受け身で仕事をしている。聞かれて動く、言われて動く。これは自分で考えるより先に相手や上司に思考されている。

考えることを放棄してしまっている。自分で考えないと、どれだけ仕事をしても単純なタスクの処理速度が上がる(体がその作業に慣れる)だけ。

「言われてやる」から「自分で考える」領域に入らないと、いつまで経っても作業者から抜け出せない。自分から動き出せるようにならない。ほんの一歩でいい。自分で考える側に踏み出さないといけない。ここが分かれ目。分水嶺になる。



自分で考えるってどういうことよ?

でも、「自分で考える」なんて使い古されて、擦り切れて見えなくなりそうなくらい手垢の付いた言葉だ。思考停止のバズワードとも言える。もう少し「自分で考える」という状態を考察してみよう。

自分で考えるとは、結局どうすればいいのか?

一番手っ取り早いのは、「もう少し踏み込むと何ができるか?」を考える事じゃないかと思う。何か刺激を受けたら、何かインプットがあったら、指示を受けたら、その都度考える。「もう少し踏み込むと何ができるだろうか?」と。実際やらなくもいい。考えることが重要。

例えば、お客さんからメールで資料を受け取ったとする・・・。思考が走っていないケースと、分水嶺を超えているケース2つを見てみよう。

【分水嶺のこっち側の思考】

「資料を受け取ったし、フォルダに入れとくか・・・」

これは分水嶺のこっち側の思考だ。
後から先輩や仲間たちから、「受領したの?どこに保管したの?中身なんだった?」と聞かれるだろう。そしてそれから次の行動を取り始めるのだ。これでは成長などできない。
「資料をフォルダに入れる速度」は上がるかもしれない。慣れによる作業スピードアップ。でも自分で考え、自分で仕事を組み立てていくことはいつまで経っても出来ない。
どれだけ分水嶺に迫っても、ほんの一歩分水嶺を超えられなければ、つまり相手に思考を任せているようでは、死の谷に落ちていくしかない。

【分水嶺の向こう側の思考】

受け取ったら、「もう一歩踏み込んで何ができそうか」考えてみる。「これもやれるかも。あれもやった方がいいかも。」と10秒でいいから考える。これで分水嶺の向こう側に行ける。
例えば、

・お礼の返信しよう。
・受領資料のフォルダに入れとこう。
・貰ったことをメンバーに共有してもいいな。
・どんな資料があって、どれから読むべきかコメント付けて共有することも出来る。
・どんな内容なのか概略を書いて共有する手もあるな。
・資料から読み取れる課題を抜き出したら喜ばれるだろうな。
・大事なところを印刷して共有するのもありだな。

って感じ。少し考えると、一歩踏み込んでやれそうなことはたくさん出てくる。

別に実際やらなくてもいい。想像力を働かせて考えることが重要なのだ。
ここまで考えてせいぜい10秒。ほんの10秒で、自分の能力の枠をほんの少しだけ広げられる。自分の能力の一歩向こう側が見える。

分水嶺の向こう側にほんの一歩踏み込む。相手に言われる前に、一歩先を自分で思考しておくこと。これが続けば勝手に伸びる。実行に移さなくてもいいのがポイントだ。



分水嶺の存在を知っていれば、仕事が楽しくなる

他にも成長のポイントはあるだろうけど、思考という意味ではこういう解釈がしっくりくると思っている。一定ラインを一歩踏み越えられるか?受け身の状態からほんの少し脱出できるか。想像力を働かせられるか。

このほんの一歩の違いが成長の分かれ目だ。分水嶺を超えられれば水が流れていくように、勝手に成長していく。ほんの一歩手前だと、どんどん手前に転がって落ちていく。常に分水嶺を超えられているか気にして欲しい。

そして、分水嶺を超える思考をしていると、仕事が途端に楽しくなる。自分が主体的に仕事ができるようになるからだ。思考を先に走らせ想像する。アクションを創造することにも等しい。つまり自分で仕事を組み立てることになる。そりゃ、受身で仕事するより楽しいに決まっている。しかも思考を走らせて想像するだけなら自分の仕事は増えない。これはやらない手はないよね。


あなたは分水嶺を超えて思考していますか?



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②羊と狼あなたはどっち?
③変化は是か非か、あるいは「変化の習慣を持つ」ということ
④学びの欲求がない学習は、むしろ成長を阻害する
⑤成長の分水嶺を超えろ
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ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズに所属するコンサルタント榊巻(さかまき)がお送りするブロク。
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