今までの経験から、マーケティング戦略を考えるにあたって「時間」という概念は切っても切れないものであると思います。そこで、先人の残した言葉「時は金なり(Time is money)という言葉を再度心に留め、時間とマーケティングの関係について考察します。

昔の人は、わかっていた! 「時間」の概念はマーケティングに不可欠なことを...

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 昔から「時は金なり」といいます。この言葉の意味は「時間はお金と同じように大切な価値がある。無駄にしてはいけない」というような意味ですが、これはつまり「時間をお金で買う」という事実も存在することを意味していると思います。
 さて、私は、大学を卒業してからすぐにコンビニエンスストア(いわゆる「コンビニ」)の本部に就職しました。当時、コンビニ本部は増収増益を続け、既存店売上高も増加の一途をたどっており、まさに本部と加盟店が共存共栄する時代だったと記憶しています。

 当時のコンビニのコンセプトは、あるチェーンのCM「開いてて良かった」からもわかるように、「年中無休、24時間営業」であったといえます。また、多店舗展開による「家から近い」ということが次なるコンセプトとなります。今でこそ値引き販売や、セット販売もするコンビニですが、当時は「スーパーより高い」などと言われ、主婦やお年寄りなどには敬遠される存在としてもクローズアップされ、どちらかというと10~40代の男性をメイン客層として発展してきたといえるでしょう。当時のお弁当売り場などを思い出してみてください。「焼き肉弁当」「ビッグ牛丼」「超大盛ノリ弁当」......、ネーミングは違うかもしれませんが、こんなお弁当ばかりではなかったでしょうか。

 ここで話のテーマを「時間」に戻します。このことは何を意味しているのでしょうか。

 私なりの仮説は、最初にコンビニを受け入れていった世代は「時間を必要」とし、なおかつ「時間をお金で買うことに抵抗のない」世代だったのではないでしょうか。

 たとえば、仕事帰りのサラリーマン。値引きセールを狙ってスーパーに並ぶ人もいるとは思いますが、「今日の晩飯を買うだけのために帰り道から少しそれたスーパーに行き、広い駐車場から時間をかけて店舗に入り一番奥の惣菜売り場まで歩いていき、またまたレジに並んで、また車に戻って家に帰る......。そんなことやってられない!!」と思う人がコンビニを利用し始めたのではないでしょうか。その時間や煩わしさがなくなるなら多少高くても、値引きがなくてもコンビニがいいという考えだったのではないでしょうか。

 つまり、この節約できた時間の価値=(コンビニの値段)-(スーパーの値段)ということになるわけです。もちろん時間だけではなく、品ぞろえなど他の要因も影響しているとは思いますが、少なくとも「time」は「money」になったことは言えると思います。そして、もうひとつ大切なのは「時間を必要としている人」に対してのみ、上記の数式が成立するいうことです。すなわち、女性や高齢者を取り込むためには違う方法でアプローチしなければいけないということになります(この点については、また別の機会に考察していきたいと思います)。

まとめ:「時間を必要としている人」に「時間」を提供すれば、それは「money」になり得る!!

 このように、このブログではマーケティングに欠かせないと思われる「時間」について考察・分析することで新たなサービスの創出に役立てたり、ビジネスに有効利用することを目的としています。私も、ブログを書きながら勉強・研究を重ねていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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