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【閑話休題】バリ島、ウブドにて

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Pita Maha Villa 303

今週は1週間お休みをいただき、バリ島のウブドに滞在中です。泊まっているのは Pita Maha というホテル。24棟のヴィラ(コテージのような建物)がある、なかなか広いホテルなのですが、全室で無線LANが使用可能なことに驚きました。僕らのいるヴィラはけっこう端の方なのですが、それでも5個のアクセスポイントが確認できます。

ちなみにホテルのロビーにもネットに接続したPCが置かれていて、宿泊者が自由にネットを観れるようになっています。しかしインドネシアのインターネット接続環境は遅れていて、ホテルの従業員の方いわく「普通の人では維持できないほど接続料金が高いんだよ」とのこと。近所にインターネットカフェもあるのですが、当然というべきか、利用者は観光客っぽい人々だけでした(たまたまかもしれませんが)。

「ホテルからネットに接続できる」ということは、先進国であれば驚くことではありませんが、こうした僻地のリゾートでは魅力の一つになるようです。実際、「部屋から・ロビーからネットにアクセスできる」という理由でこのホテルを選ぶ利用客も多いとのこと。確かに観光用のホテルには、必ず「周辺地域でのアクティビティー紹介」的な情報をまとめた分厚い本が置かれているものですが(当然 Pita Maha にもそんな本が用意されています)、ネットから取れる情報には量・鮮度の点でかないません。「明日何をするか、ネットで調べて決めたいなぁ」という人が多くても当然でしょう。

話は変わりますが、来年には日本でもスタートする WiMAX サービス、多くの調査会社は「発展途上国のラスト1マイル用としての普及が先に進む」と予測しているようです。また最近流行のネットブックのような、安価・軽量な端末がより一般的になれば、バリ島のようなリゾート地でも「自室でネットから情報を取る」ということが当たり前になるかもしれません。そうなると、どこにいても「緊急の要件です!至急会社に連絡を!」的なメールから逃げられなくなってしまうかもしれませんが(笑)

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