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結婚式は二度やるもの

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結婚式は、人生一度きりの晴れの舞台。二度・三度と繰り返すものではない……というのが理想のはずですが(もちろん離婚が悪だ、などという意図はありません)、韓国ではいま「2回目のウェディング」を行うのが人気だそうです。ソースは雑誌『PEN』の最新号

この「2回目のウェディング」、既に結婚している夫婦が行うもので、お互いの愛を再確認するのが目的とのこと。その名も「リマインド・ウェディング」といい、結婚記念日や想い出の日に行われるそうです。2人だけの小さなイベントとして開く人、家族勢ぞろいで賑やかにする人など、本当のウェディング同様に様々な形態で行われているのだとか。

なるほどねーと思いながら読んでいたのですが、このリマインド・ウェディング、日本でも取り入れようという動きが出てくるかもしれません。「愛を再確認する」「家族の絆を深める」など、日本人が好きそうなテーマで溢れていますし、そもそも現在でも「結婚○執念周年にはダイヤを贈ろう!」などといった宣伝が行われていますよね。それを「結婚○周年にはウェディングを!(ついでに指輪も!)」と言い換えれば済むわけです。

また現在の挙式披露宴市場は2兆円~3兆円と推定されているようですが、ご存知の通り少子化・晩婚化・非婚化等の要因により、今後は市場規模が落ち込む可能性があります。そうなると、「結婚式を挙げたことがある人・挙げたくても挙げられなかった人(つまり「結婚式」というイベントに価値を置いていて、かつ今すぐに実行できる人)」にターゲットを変更し、「もういちど式を挙げませんか?」と呼びかけるブライダル関連企業が出てきそうな気がします(あるいは既に存在していそう)。

「お金儲けのために、ウェディングの意味を変えてしまってもいいの?」という是非論はともかくとして、市場が落ち込む可能性がある中での戦略としては正しいのではないでしょうか。何らかの理由で「1個あれば/1度やればOK」と考えられているモノを、定義づけを変えて何個も/何度も消費するものにしてみるという発想、他にも応用できそうに感じます。

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