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決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

そこでラジオ体操2.0、ですよ

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8月も2週目に入り、お仕事されている方もそろそろ夏休みを取られる頃ではないでしょうか。夏休みと言えば、朝のラジオ体操。ということで、多少こじつけっぽい話ですが、まずはこんなニュースから:

夏休み朝の風景に異変? 子供減ったラジオ体操 安全面でためらう親も (北海道新聞)

北海道のニュースですが、「朝のラジオ体操」が減少の一途をたどっているという話。理由は少子化と、会場への行き帰りでの安全に対する懸念から、参加者が集まらないため。「子供が集まらないのは全国的な問題」というコメントがあるので、北海道に限った話ではないのでしょう。

確かに参加者が2、3人では集まる意味も少ないですし、だからといって広範囲から子供達を集めるようにしては、長距離を移動させることになり安全面での問題が増します。これはもう、ラジオ体操は廃れるままにしておくしかないのでしょうか……いや、そこでラジオ体操2.0の登場です!

発想は簡単。体操はどこかに集まって行うのではなく、自宅で行います。体操したら、専用サイトにアクセスし、今日の日付にチェックを付けるだけでOK。その際、コメントや体温などのデータを保存できるようにしても良いでしょう。さらに体操している姿を録画してアップする、なんてのも可能にしておきます。で、サイトでは自分のデータが管理できるだけでなく、全国にいる子供達のデータが閲覧できるようになっていると。要は「ダイエットSNS」のような発想です。

ダイエットSNSで効果が証明されているように、オンライン上で記録を公開するだけでも、人は「がんばって続けなきゃ!」という気持ちになるもの。こんなサイトがあれば、たとえ特別な会場に集まらなくても、子供達はラジオ体操を続けてくれる……のではないでしょうか?さらに小さな地域の子供達だけでなく、全国の子供達とコミュニケーションできるという楽しみもあります。先生達にとっても、夏休み中の子供に何か異変が起きていないかどうか、チェックができる1つのツールとなるでしょう。

とそんな妄想をしてみたのですが、「ラジオ体操2.0」はともかくとして、教育現場でも様々なウェブ技術の利用が可能ではないでしょうか。以前オルタナブロガーの林雅之さんが「SNSを学校教育に活用する」というエントリを書かれていましたが、「教育」だけでなく子供達の生活面でも応用できるかもしれませんね。

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