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いっそブログは全部消せ?

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ITmedia のトップページを見ていたら、センセーショナルなタイトルの記事が目に飛び込んできました:

■ いっそブログは全部消せ? 目的なき収集に明日はない

ブログを読むな!?ITmedia なのに大胆な、と思ってよく見たら、僕の見間違いでした。こっちが正しいタイトル:

いっそログは全部消せ? 目的なき収集に明日はない (ITmedia エンタープライズ)

内部統制に絡んで、ログをどのように扱うべきかを論じた記事です。ブログを書くな、読むなという記事ではないのでご安心を。

しかし「目的なき収集に明日はない」というのは、ブログと付き合う上でも肝に銘じておかなければいけない話かもしれませんね。以前「最近RSSリーダーを使っていない5つの理由」というエントリの中で、「未読が溜まる」「読むべき記事が拾いづらい」という泣き言を書いたのですが、根本的な原因を考えてみれば「たいして読みもしないブログをRSSリーダーに登録している」という問題があるのかもしれません。「ちょっと面白そう」「何かで使えそう」というだけで登録してしまう -- つまり「目的なき情報収集」です。

上記記事の中にあった言葉を拝借すれば、そのような状態は「情報を『取っている』のではなく、『取れている』状態にすぎない」のでしょう。誤解のないように述べておきますと、「目的なき情報収集」というものも大切だと思っています。自分の専門分野以外の情報から、ハッとするような発見をすることって多いですからね。しかしそれと「本当に必要な情報収集」をごちゃ混ぜにしてしまうと、両方の目的を達成できずに終わってしまうのではないでしょうか。

「このブログはこういう情報を取るために読むので、一字一句漏らさず読む」「このブログは『気づき』を得るために読むので、流し読みをする」などのように、ブログとの付き合い方もきちんと分ける必要があるのかもしれませんね。新しい季節もスタートしましたし、よい機会ですからRSSリーダーや「お気に入り」に登録されているブログとの関係、整理してみては?(このブログが「欠かさず読む」のエントリーに残ることを祈ります!)

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