“売れない営業マン”に気付きを与える裏技
先日、某ベンチャー企業の経営者A氏と会食の席上
“売れない営業マンの教育手法”
について話題になりました。
売上拡大に伴ない営業マンを大量採用中の同社。
商材は大企業向けのパッケージソフト。
A氏の管轄は営業部門で、新人達との年齢差は平均10歳くらい。
もちろん優秀な営業マンも大勢いるものの
困ったちゃん達もそれなりにツワモノ(苦笑)
例えば
B男・・・水商売風のスーツに金具(?)の付いたゴツイ靴
C男・・・口臭&髪はフケだらけ&黒い革靴が真っ白(磨いていない)
D子・・・白いブラウスの中から水色ブラジャーがスケスケ状態
E子・・・毎日「売れない理由」を饒舌に語る“言い訳の達人” etc
なんと、A氏がB男クンに服装を注意したら
「Aさんは世代も違うしファッションセンスがないから
僕(B男)のカッコ良さが理解できないんですよ!」
と反論されたそうです。
更にいろいろ聞いてみると
「それって、そもそも採用ミスですよねぇ?」と
身も蓋もない結論に至ってしまいました。
とは言うものの
“即戦力になる営業マン”だけを
大量採用するのは簡単ではないですよね。
そこで、私の研修ネタをお伝えしたら
A氏に好評でしたので、ブログでもシェアしますね。
結構簡単です。
【売れていない営業マンのイメージは?】
上記のテーマを
営業部門や全社員でブレストしてみてください。
1人~4人のグループを作り
1人なら3分、4人組なら10分程度の時間を掛けて
「貴方が今までに出会った
売れていない営業マンをイメージして
その人物像を挙げてください」
と便箋(罫線用紙)に書出す。
10分あれば30個位は出てきます。
例えば、下記のような人物像が出てくると思います。
(営業マンに事前に伝える事例は2-3個にしてください)
- 不潔
- 知識不足
- 勉強しない
- 愚痴っぽい
- ネガティブ
- 後ろ向き
- 臭い
- 香水がキツイ
- 喋りすぎ
- 話を聞かない
- 文句が多い
- 言い訳が多い
- うそつき
- 約束を守らない
- 時間にルーズ
- 話下手
- サボっている
- 下品
- 派手
※同義語でもOKなので、数多く書出す。
※信憑性は問わずに、自由に発想する。
※具体例にこだわらず、一言で表現する。
書出しが済んだら
【売れていない営業マンのイメージ】ベスト3
をグループ毎に決めて、発表!
(グループの代表者が、全員一斉にホワイトボードに書出すとか。。。)
各グループのベスト3は重複するケースが多いと思います。
それはOK!そこがポイントです。
概ね、「見た目」「性格」「態度」の3つの視点に集約されると思います。
意外にも、言い訳の達人の常套句
「知識不足」「頭が悪い」はベスト3には滅多に出てきません。
しかも、同じ組織に在籍する
“困ったちゃん”を連想させる項目の可能性大です。
ここまでくれば、本人達が勝手に気付くと思いますよ。
訪問件数などのプロセス活動や結果については
上司が部下に指導しやすいかもしれませんが
「見た目」「性格」「態度」に関しては基準が曖昧ですし
センシティブな問題の場合もあり、指摘しにくいこともあります。
ついては
【売れていない営業マンのイメージは?】のブレスト
よろしければお試しくださいませ。