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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

皆が強気だと・・・・

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 クリスマス休暇を終えたところで、中国の利上げが発表され、株式市場への影響も懸念されました。ただ、日本市場では朝方から為替も落ち着いていたこともあり、堅調となりました。底堅さが確認されると外国人も買い越し基調とされたことや年末高期待も強く、堅調な展開となりました。海外での中国利上げへの反応などが気になるところでもあるのですが、中国株式市場が堅調となったことなどから、利上げも織り込み済みと言う反応となったものと思います。

 「年末相場は高い」と言うことで中国の利上げの影響も特に取りざたされなかったと言うことになりそうです。来年の相場に対する期待も根強いものと思います。今月に入ってから特に強気な向きが増えたような感じで、皆が強気になったところがピークとなってしまい、皆が来年高いだろうと思っていると案外上値も限られてしまう、あるいは皆が思っている以上に大きな上昇となる可能性もありそうです。将来の予測をする場合には足元の相場の方向が続くと考えがちで、足元が高値だとか安値だとかは言い難いのだと思います。

 冷静に来年の強気、弱気の要因となることを考えて見ると、基本的には強含みといえるのだと思います。一つは新興国の経済拡大=生活水準の向上が世界景気を牽引するであろうと言うこと、二つ目は日米欧の金融緩和によるリスク許容度の上昇=過剰流動性、などがあげらると思います。ただ、こうしたことも逆に言えば、新興国の経済拡大が止まる、想定されたよりも拡大スピードが鈍ると言うようなことがあれば、強気材料ではなく弱気材料となり、過剰流動性も新興国の金融緩和が一段落となったところで、リスク許容度の低下などが見られると一斉に資金の流出が起きることになるのでしょう。

 強気の材料が継続するのかどうか、そして新興国のインフレや過剰流動性の行き過ぎ=投機資金の肥大を抑制するような政策が見られると、一気に期待も萎み、金融危機からの回帰の動きがまた、逆転、かなりのスピードでの逆スパイラルとなってしまうのでしょう。商品相場の上昇が続いているうちはリスク許容度も高く、新興国の経済拡大も続いているということであり、順調な(行き過ぎることのない)商品相場の上昇が続くのかどうかが強気相場継続の一つの目安となるかもしれません。

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