マクドナルドには何が必要か
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オルタナティブブログ統合後、初の投稿となります。
さて、日本マクドナルドホールディングスが2014年度は営業損益が250億円の赤字、最終損益は380億円の赤字との業績予想を発表しました。
マクドナルドの低迷については一昨年の2月に「マクドナルドの錯誤 日用品と贅沢品」と題して書いたのですが、その際に課題として挙げた価格の問題は相変わらずで、さらに価格以上に深刻な問題を起こしています。
飲食店で店に一番求められるのが衛生です。マクドナルドはここで躓いています。どれだけ価格が適正でも不衛生な食は選ばれないのです。
私自身大学生の頃マクドナルドでバイトしましたが、研修で見たビデオでは衛生面を気遣う旨を述べていました。
にも関わらずあのような期限切れ鶏肉などの不祥事を起こしたのは、目先の安さに目が眩んで取引先のチェックが行き届いていなかったのでしょう。
もちろん、仕入れ担当の査定が納品価格のみで判断されていた可能性もありえます。
この件についてはアメリカのマクドナルドも仕入れていたとのことなので、世界レベルで起きている可能性が高いです。
それに輪をかけてまずいのは経営陣の態度です。昨年の件では、謝罪会見にもかかわらず、到底反省しているようには見えませんでした。
経営者たるもの、どれだけ直接の非がなくても会社としての非があればまず詫びるべきでしょう。
わざわざ客に喧嘩を売るような態度は会社を潰したいというに等しいです。
経営者に一番求められるのはTPOに応じた態度です。
客が何を求めているのかを考える、マクドナルドに必要なのはまずこれです。
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