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桜新町で90年続いた床屋さんが2015年4月21日に幕を閉じます

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桜新町に90年続いたマイキーという床屋さんがあります。その床屋さんは今年の4月21日にいよいよ閉店になるそうです。ビルの立て直しの際に、3代目のダンディーなマスターが引退することを決め、90年の幕を閉じることになりました。90年前と言えば大正14年であり、関東大震災の災害の爪痕がまだ残る中、創業し、激動の昭和を乗り越え、90年も続くなんてすごいです。90年続く床屋というのはそうないような気がします。

私はといえば、新婚で桜新町からバスで10分ほどの岡本という場所に新居を構えた19年前に、このお店に通い出し、毎月1回髪の毛をここで切ってもらいました。もしかしたら、うちのことを誰よりも知っている外部の人かもしれません。3年後に引っ越したので、もう桜新町から離れてしまったのですが、マイキーさんは腕がいいので、そのまま通い続けることになりました。

床屋っていいです。独特な雰囲気がありますよね。それほど多くの会話をするわけではなく、「いつもので」 「はい、お願いします」そんな会話から始まり、時間が止まったような空気が流れるも、あっという間に時間が過ぎ、カットが終わります。淡々とカットをされていく合間に一言二言会話を交わし、まったりとした時間に包まれていくのです。 こういう雰囲気は他では味わえないと思います。最近床屋さんがずいぶん減りました。 寂しい限りです。 息子にもお気に入りの床屋さんが見つかると良いと思っています。 ビジネス街に行けばまだあるかな。。。

マイキーのマスターとスタッフの皆様へ、

19年間お世話になりました。ありがとうございます。毎月気持ちよくカットをしていただき、感謝しています。私にとって良いリズムを作ってくれる、貴重なお店でした。閉店されるのがとても残念でなりません。 床屋さんは日本の貴重な文化の1つのように思っています。どこかで遺伝子が生き続けていくことを希望しています。本当にありがとうございました。

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