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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

一流と二流の違い

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おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

弊社の会社のWebサイトに掲載しているコラムのページでPV数がダントツで多いものがあったのでご紹介します。最初に書いたのはもう4年ほど前になります。

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どうせなら二流よりも一流を目指したいですね。誰もがそう思う希望ですが、実際はなかなか難しいものです。では、いったいどうすればよいのでしょうか?       

一流と二流の違い

結婚して15年目になる私ですが、結婚当初に妻に言われ、今も覚えている言葉があります。
       
妻「パパ、一流と二流の違いはわかる?」
私「もって生まれた才能かな」
妻「その日やらなければならないことを、毎日やり続けられる人のことを一流っていうと思うわ」

妻は学生時代に合気道の全日本選手権で優勝し、世界選手権で入賞しており、その「差」を知っていたのだと思います。    「その日やらなければならないことを、やり続けることができる」この一見簡単なひとことは、目標を少し高く置いた瞬間に結構難しくなります。とくにベン チャービジネスの話になるとなおさらです。    人間は誰もが寝なくてはなりません。そして時間は限られています。お客様にとって、その会社の内情(人材不足など)やキーマンの寝不足などはまったくお構 いなしで、その会社が提供するサービスに満足できるかできないか、それだけがお客様には重要なのです。一方、サービスを提供する会社側にあるのは、有限の ものばかりなのです。

すべてのリソースは有限です

時間、資金、そして人材などなど、ベンチャー企業は大企業と比べてそのリソースは非常に少なく、限りがあります。ベンチャービジネスの 成功可否は、その限られたリソースを有効に活用できるか否かにかかっていると言っても過言ではないでしょう。    時間は増やしようが無く、資金は自己資本比率を考えればある程度までしか増やせません。そう考えれば、人材パワーに目がいくのですが、これがなかなか難し いようです。       

人を増やすだけでは駄目ですよね

人材パワーを強化するといっても、人数を単純に増やせば、食い扶持が増えるので、赤字になります。よって、人数は適正な人数を維持しつ つ、個々の人材の稼動効率を向上させるような動きが必要になるはずです。    しかし、「人材数を最適化し、個々の人材の活動量を増やし、社員のモチベーションを上げれば完璧かと言えば、実はそれだけでは足りません。    モチベーションの向上のために個人のやりたい方向を尊重すれば、個々がバラバラのことを考えて、バラバラに動いてしまいます。モチベーションは、一時的に は上がりますが、会社全体としての活動量は最終的に落ちます。    一方で個人のやりたいことを封じ込めて、無理やり会社のビジョンに合わせようとすれば、個人のモチベーションが落ちます。これも会社全体としての活動量低 下につながります。   会社のビジョンと個人のモチベーション。この両立は意外に難しく、多くのベンチャー経営者は板ばさみになって悩みます。      

取るべき最善の手段

では、とるべき道は何かと言えば、それは会社のビジョンと社員の接点を見出し、それをしっかり伝えきることであると私は信じています。これなくしては、絶対にうまくいきません。この接点とは何か?と言えば、私は二つを挙げます。
       
1)目標達成時の会社と市場のイメージ
2)1)を実現する為の具体的な手段、手順のイメージ   

1)は経営陣ならば持っていて当然の事柄ですが、2)が意外と存在しない会社が多いのが実状です。この2)がないと、社員は1)を信じることができず、モ チベーションが上がりません。また、そもそも社員自身がどの部分で活躍するかが見えなく、想像できないため、モチベーションが上がりにくくなるのです。

プロフェッショナルな人事とは

会社が目標を達成するための具体的手段、手順のイメージをしっかり打ち出し、社員に伝えるための最初の一歩は、次のひとことに集約されます。
       
        「製造・販売・経営のプロフェッショナルを、それぞれ用意すること」
 
私はこれに尽きると思います。    会社が目標を達成するための具体的手段、手順のイメージをしっかり打ち出すためには、それぞれの分野を良く知り、経験もある人材を集める必要があります。 そもそも、その分野を知らなくては、手段や手順をしっかり打ち出すことは極めて難しいからです。企業は「ものを作る(仕入れる)」、「販売する」、「健全 な経営をする」ことで運営され、成長します。つまり、この3つがビジネス成功の根幹なのです。営業系の会社であろうと、技術系の会社であろうと、企業運営 をする上で、この3つの確立は必須です。「うちの会社は、なんかうまくいっていないなぁ」   と思う方は、是非、まずこの3つをイメージしてください。     おそらく、この3つのうちどれかが足りないはずです。この3つの事柄はVC(ベンチャー・キャピタル)などの投資家の中では当たり前の評価基準として存在 しています。これから会社を興そうとしている方は、人材を集めるときに是非この条件を満たすことを考えてみてください。この3つは、会社を一流にも二流に もしますが、社員を一流にも二流にもする大変に重要な事であると信じています。   どうせ目指すなら一流を実現したいものです。

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補足です。
一流の社員を雇用するためには、経営層が一流でなければなりません。誰もが自分より下の人間には仕えないものです。その為には、経営者が修業を積み、自分自身を高みに引き上げなければなりません。

うちは社員を抱えないつもりでいますが、、ご支援してくれるパートナーがいます。そのパートナーといつまでも一緒に仕事ができるように私は修業を積み続けます!
(うちのパートナーの皆様が私に仕えているつもりはないと思いますが、私個人の気持ちとして尊敬される存在であり続けたいと思っています)

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