オルタナティブ・ブログ > 吉政忠志のベンチャービジネス千里眼 >

IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

事業推進のボトルネックを作らないようにするための人材の見分け方とチェックポイント

»

こういうブログを書いていると、意図していない方から「それは私のことですか?」といわれることがありますが、実在の人をこのブログで書くようなことはしませんので、その点は気にしないでください。ここに書かれている内容は私自身が過去に戒めとして気を付けてきた内容です。また、誰でも多かれ少なかれ思い当たる節があってもおかしくないものです。私自身も全然できていないので、日々精進しています。アルアル話としてお読みいただき、何かご参考にしていただければ幸いです。

まず「事業のボトルネックを作りがちな人材の基本的性質」を説明します。立ち上げ時のプロジェクトは人材不足になりがちです。シングルポイントばかりのプロジェクトになってしまいがちですが、以下のような人材をシングルポイントやキーポイントに配置することを極力避けつつ、全体の活性を上げていくことを大事にしたいと考えています。やむを得ぬ事情で、以下のような人材をシングルポイントに担当させると、他が如何に活性化してもその人材の能力以上に成果が出ないので、プロジェクトオーナーは腹をくくる必要がでてきたりします。

「事業のボトルネックを作りがちな人材」には、以下の4タイプに分かれると考えています。

1)シングルポイントを作りたがる
2)タスク管理ができない
3)仕事の遅延やミスを報告できない
4)継続できない

「シングルポイントを作りたがる」

このタイプの人は自分自身を守るために意図的に業務上のシングルポイントを作り、自分が担当しようとします。サラリーマンとしての処世術としてはごく当たり前のことかもしれませんが、シングルポイントがネックになる確率は割と高いので、気をつけたいです。ネックになった部分以上にプロジェクトのパフォーマンスが出ないので、その人の実力以上に成果が出ません。

この手のタイプには自分が優秀だと感じている人が多く、自分が作ってしまったプロジェクトネック自体を是としていることも多いのが特徴だと思います。一人が保守的にシングルポイントを作りはじめると、無意識のうちに他のメンバーも自分が担当するシングルポイント作りはじめたりするため、この手のタイプは凝り固まった組織を作りやすい人材ともいえると思います。

チェックポイントとしては以下であると考えています。

□社内共有し、再利用の可能性もあるのに加工できないPDFで共有をしようとする
□社内で有用な情報を共有しようとしない
□組織上の管理職でないのに自分がトップであろうとするが、率先して面倒な仕事をしない

「タスク管理ができない」

このタイプの人は、仕事を背負い込んでオーバーフローでアウトプットが出なくなってしまうとか、仕事が遅延しても気にしなかったり、いろいろなパターンがありますが、仕事が予定通りに上がってこない人です。(ぎっくぅー済みません!!本当にごめんなさいw がんばります!)

チェックポイントとしては以下であると考えています。
□最初に「分かりました。」と返事をしてしまう
(前提条件を述べたり、スケジュールなどの質問があとから出てくる人)
□スケジュール帖が煩雑か、使っていない
□仕事ができる人からの仕事の依頼がない
□土壇場でも家に帰る、飲みに行く
□数字の記憶があいまいである

「仕事の遅延やミスを報告できない」

まずくなると、行方不明になる人ですね。意外にいるんです。そういう人。。。もう何も言うことはないです。

チェックポイントとしては以下であると考えています。
□自分の仕事ぶりについていいことしか言わない
□仕事の依頼を受ける時、スケジュールや要件などヒアリングが甘い
□議事録や報告書の提出が遅れがちな人
□おいしい仕事しかやろうとしない

「継続できない」

同じ仕事を繰り返すのはつらいことです。その状況の中でも創意工夫しながら継続していかなければ成果は出ないと考えています。ここも説明は必要ないと考えます。継続

できなければビジネス上の成功はありえません。積み重ねこそが最大の効率であると考えると同時に20代の私に強く言いたいです。腕時計や車をころころ変える人とか、が継続できない人と言われていますが、チェックポイントとしては以下であると考えています。

□プロジェクトの本質を理解していない
※理解した内容を確認すると、それっぽい回答が返ってくるのですが、理解が浅いため、自分自身の成果が持続せずモチベーションを落とすタイプです。
□確認事項が多過ぎる
□生活習慣が不規則
□飽きっぽいと自分で自覚している

最後にいろいろと書きましたが、引き続き自分自身への戒めとしたいと考えています。

いろいろな考え方があると思うので、宜しければ皆さまのご意見をコメント頂けると大変勉強になります。どうぞ宜しくお願いいたします。

Comment(0)