女性のための修身教授録
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「修身教授録」も寝室に常備しているのだが、「女性のための修身教授録」が発売になったと知り、即座に購入した。
41歳の森信三さんが、師範学校の18歳の女子生徒たちに向けて人間学を語る良著である。
お風呂で読み始めたら余りに良い内容で、思わず朗読した。朗読するとより深く内容が心に入ってくる。特に良いなと思うところは繰り返し繰り返し読み上げる。
時に厳しい内容が出てきても、言葉が紡がれて、その項を読み終えた頃には著者が若い人たちに持つ慈愛が満ち満ちて、読者を包み込んでいく様。
歩き方、返事、質素、おしゃべり。3ページ程の中に無駄なく、されど十分にちりばめられた金言集。
目上の方と歩く時は、やや遅れがちに歩くこと。こういうことを教えてもらえた自分は、幸運だったと思う。三つ子の魂、百まで。あの時言われたことはこういうことだったのか。
律された所作の中にこそ真の自由は在る。
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