生きているから悲しいんだ
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お世話になっている方にご招待いただき新宿文化センターの「スタンダードナンバー大人の歌謡曲」に行ってきました。
60年代、70年代の歌謡曲やCMソングを現代の歌手が歌うというコンセプトで、次の歌い手さんが次々と登場。
中村 中/由紀さおり/土岐麻子/羊毛とおはな/今野英明/バンバンバザール/阿部芙蓉美/藤澤ノリマサ/中山ウリ(敬称略)
皆さんすごいのですが、特に中村中さん、すごかった。今度CD買います。
バンバンバザールさんが歌う「手のひらを太陽に」。作詞はやなせたかしさんなんだったのですね。
「僕らはみんな生きている
生きているから歌うんだ
僕らはみんな生きている
生きているから悲しいんだ
手のひらを太陽にすかしてみれば
まっかに流れる僕の血潮
ミミズだってオケラだって
アメンボだって
みんなみんな生きているんだ
友達なんだ」
「生きているから歌うんだ」の歌詞のすぐあとに、「生きているから悲しいんだ」が出てくるところ、子供のころは気がつかなかったですが、ものすごいです。
悲しいから成長できる、涙をぬぐって空を見上げ、上を向くことができるのですよね。そのあと坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」でさらに握り拳をぐっと強くして、前に進んでいく。一体いつから僕たち日本人はひ弱になってしまったのか、働かなくなってしまったのか、と思いました。すぐに弱音を吐ける時代になってしまった。本物の強さ、牽引力が求められているような気がします。
ホール全体がドリフターズの「いい湯だな」の歌声と拍手でいっぱいになった後、お誘いいただいた方と有志の皆さんで、とある事業のキックオフとなりました。
その内容は、また次の機会に。
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