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個人的には東芝のHD DVD撤退よりもインパクトの大きかった三菱電機の携帯電話端末事業撤退

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自分が携帯電話を初めて持ったのが、2001年。自分の周囲の人に比べると、非常に遅い方でした。

当時自分は特段、携帯電話を用とせず、電話を掛ける時はもっぱら日本高速通信(現KDDIに吸収)の後払いテレホンカードを利用していました。でも、東京に出てくるのに、東京ではいよいよ公衆電話が無さそうだ、と思って改めて携帯電話を作ることにしたのでした。

自分が携帯電話を作るのと同時に、同じく携帯電話を持っていなかった妻の分も作ることにしました。どこのキャリアで作るかね?・・・といった時、特にこだわりは無かったのですが、一応、メール無料、と触れ込みのあったJ-Phone(現ソフトバンク)で作ることにしました。

どの機種にする?・・・というのにも自分は特にこだわりが無かったので、機種の選択は妻に任せて同じものを買うことにしました。結果として、キャラクターものの好きな妻が選択したのは、「アニメっちゃ」機能の付いていたJ-D04でした。つまり三菱電機製が自分の初めての携帯電話でした。

自分の不慮、というか不徳の致すところで、約1年で自分のJ-D04はダメにしてしまいましたが、なかなかシンプルでわかり易い携帯電話でした。

その後、約2年ぐらい、東芝のJ-T07に行きましたが、どうも自分の使い方には合わなくて、その次に機種変更をしたのが、三菱電機製V-401Dでした。その際、妻も同時にV-401Dにしました。

V-401Dは自分にとってはなかなか良い携帯電話で、その一番は”頑丈な”こと。カメラ付携帯、ということで、本当は衝撃とか加えてはいけないのでしょうけど、ふとしたはずみについつい落としてしまったり・・・それもコンクリート床とかに。度々「ああ、今度こそダメかなぁ・・・」と思っても、きちっと動いてくれる。レンズ部分にちゃんとカバーがあり、カバーを開けるとカメラモードになってすぐ撮れる、という、自分がカメラ付携帯電話に求めている「街を歩いていてふと気づいたものをスナップとして撮る」という目的には非常に向いていました。

このV-401Dも、お風呂の中でゲームアプリをする、という乱暴な使い方を自分がしている時に湯船に落としてしまい、またそれを、すぐ電源を入れ直す、という馬鹿極まり無い行為でどうやらショートさせてしまったらしく、復活は不可能になってしまいましたが・・・。現在はシャープ製910SHを利用しており、もうそろそろ1年が経とう、としているものの、やっぱり未だにV-401Dの方に馴染んでいます。

ついつい想い出が多いものでつらつらと書き連ねてしまいました。

三菱電機が携帯電話事業から撤退するとのこと。

■プレスリリース
「事業再編に関するお知らせ」~携帯電話端末事業の終息と経営資源の戦略的シフトによる成長戦略の加速~
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2008/0303-b.htm

昨日の読売新聞ソースのYahoo!ニュース(←いつまでこのリンク持つかな?)を見た時、自分としては非常に残念なものの、「ああ、来るべき時が来てしまったか」という印象もありました。

現在、シャープ製を利用している自分が言うのも何なのですが、例えば、J-D04やV401Dを利用していた時、(あくまで狭い範囲にしか過ぎませんが)自分の周囲には三菱電機製を利用している人が居なかった。携帯電話を使い始めの頃はNEC製のDoCoMo機、カメラ付携帯ブームが来て、シャープ製のVodafone(現ソフトバンク)機、ここ数年はカシオや京セラ製のau機が多いように思います。

うちら夫婦としては変わり者な方なので、人が使っているものと同じ物を持つより違う物を持っている方が喜びは感じるのですが、別に携帯電話を選択する際に、わざわざ人と違う物を狙って買う、なんてことはせず、単純に自分達の使い方に合いそうな物を選んだつもり。それが結果として三菱電機製が多かったのですが、残念ながらそれが他の人とは違うかった、というだけです。

何せ、自分の知人の三菱電機で半導体研究をやっている人ですらパナソニック製利用していましたから・・・。(実は別の意味で自分も人のことは言えないのですが)。

そういったことから、決して三菱電機の携帯電話事業はうまく行っているとは言えないんだろうなぁ、とあくまで勝手な想像ながら思っていた所で今回のニュース。残念ではありますが、関わっていた方には「お疲れ様でした。ありがとうございました。」と言いたい気持ちです。

先に書いた、現在はシャープ製の910SHを利用している件、キャリアチェンジをする気が無かったので、そのままソフトバンクで考えていたら、三菱電機製が無かった・・・。わざと三菱電機製を選択する、ということはしないまでも、そもそも選択肢に無かったので選べなかった、というのは一応言い訳しておきます。

あと気になるのは、携帯電話「端末」事業の終息、と言った時に、コンテンツ事業である「アニメっちゃ」はその終息の範囲内に入るのか入らないのか、ということ。元々使い始めの携帯においてはかなり利用していたコンテンツだけに、このキャラクター達の行方が気になる所です。

これこそ自前が厳しいのなら、提携でもして継続をさせていって欲しいな、と個人的には願います。

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