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資格ブームについて考える その2

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最近の士業の人を見ていると、資格をとったとして本当にその資格に期待されている仕事ができるだろうか?という疑問が沸いてきます。特に士業においては、過去に比較して競合が厳しく、待っていれば仕事が増えるというものではありません。そのため、士業資格を核として、周辺のサービスを提供することが、生き残りのために必須となります。

例えば法律系の資格でも、資格に独占的に認められている業務以外のサービスニーズはいろいろとあります。皮肉なことに、独占的でないサービスのほうが実のところニーズも大きく、かつ報酬もよいのです。そのため、みなさんこぞって士業+サービスという形態にシフトしています。

でも、ちょっと待っていただきたいのです。「資格試験に合格したこと=非独占サービスでの高い品質」というものはありえないのです。なぜなら、資格試験は知識を問うもの、それも特に独占業務に関連する基礎知識を中心に試験問題が出題されているのです。法律がわかれば経営コンサルティングができるのか、といえばそれは無理ですし、試験に受かったから現実の会社対会社の駆け引きで力を出せるのかといえばそれもあり得ません。結局は、試験と関係ない経験とスキルが物を言うのが現実の世界です。

従って、安易に資格さえとれば仕事になるという考えで資格取得、開業に走るべきではないと思います。やはり、独立するにしても、資格取得前、後に十分な経験を積んだ上で、自らが士業としてのサービスを始めるべきだと思います。

資格は、社会の仕組みでは必要悪と割り切り、どうしても仕事を円滑に進めるときに必要な場合の切り札と考えたほうがよいのではと思います。

特に、資格予備校に、会社から独立するために資格をという人が増えているそうです。会社でそこそこ以上の仕事ができれば、資格を取って独立してもそこそこできると思いますが、普段の勤めでぱっとしないとなると、それが資格をとったことのみで変わるとは思えません。やはり、何でもできることにプラスして、必要悪の資格をとって備えるというのが理想的な資格取得への姿勢ではと思います。

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