オルタナティブ・ブログ > IT業界のマーケティングを問う >

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

亀田問題よりも、報道や発言者に危惧あり

»

このブログでも何名かの人がいわゆる「亀田」問題に関するコメントを書かれていますが、私個人として思ったことだけ書かせてもらおうと思います。

今回の様々な記事や、ネット上での熱い(?)議論のポイントは、

  1. 亀田親子の行動・言動、スポーツマンとしての品格、というご本人たちへの批判・評価、
  2. ボクシング協会の裁定が厳しいか、厳しくないかという、裁定への批判・評価
  3. 中継でのTBSの解説等の偏向、裁定後の論調

といったところだと思います。

個人的には、絶対に正しいことが何であるか、すべてを把握していないので良くわかりませんが、1-3に共通して言えることは、立場や理屈を変えれば、賛成意見も反対意見も正論に成りうるということでしょう。それを考えると、TBSの解説をYouTubeで聞き返してみると確かに偏向はあると感じますが、個人的には「亀田=悪」として一方的な論旨展開をしている一部メディアの対応や世論の煽り方に危惧を感じます。教科書問題・朝青龍問題などもそうですが、機に乗じて煽るという姿勢はTBSだけでなくすべてのメディアに共通してある危険な資質だと思います。

そして、今まで発言をしていなかったにも関わらず「前から亀田親子のやり方はおかしいと思っていたんですよ」という意見を急に発言しだす、さらには今まで非常に擁護する立場で発言をしていたにも関わらず、急に手のひらを返した発言をするコメンテータの類など、よく考えた上での意見ではなく、その場限りの発言がもてはやされることにも危惧を感じます。

政治や経済の問題でなく、エンターテイメントの世界であり、かつその中でも流行廃りの激しいスポーツの世界であるからでしょうか、どのメディアもコメンテータも非常に無責任なあり方を露呈していると感じます。

数多くのコメントの中で、あくまでも個人的に一つだけ共感を覚えたことは、亀田父のFAXでの声明に対して「戦った相手への礼節だけは無くさないで、お礼かお詫びの言葉を添えて欲しい」というコメントがどなたかからありましたが、これはスポーツでも今回の騒動でもなく、失ってはいけない最小限の礼節の話なので、小さいけれどもこのような重要なことをコメントできる人をもっと重用してもらいたいと、個人的に感じました。

Comment(4)

コメント

通りすがり

1については、亀田選手もトレーニングして体を作っているのは試合を見ても明らかで(街歩いてる18歳の青年はもちろんあんな体付きしてません)、反則なんかしなくてもちゃんと鍛えればマトモになっただろうに、やっぱ教育なのかなと感じました。

2については、相撲協会のことがちらついて仕方がありません。ボクシング協会も同じことを考えたのではないでしょうか。1年の謹慎を再教育のチャンスと評す新聞と事実上の引退勧告とみなす新聞があり、これについては今後を見るしかないのではと思います。

3は本件に限らず朝ズバの不二家、ゴルフ隠しマイク依頼、先日の初音ミクと、TBSはなんかおかしいよねということの累積だと思います。亀田家への入れ込みだけであれば、日テレの巨人びいきはどうなんだとか、細かい事いったらキリがないと思います。どちらかというと、コメンテーターは単に勝ち馬に乗ろうとして手のひら返したのか、本当に物申せない雰囲気だったのかというほうが気になります。視聴者迎合で見たいものを見せるというTBSの姿勢が視聴者が求めてないコメンテーターの異論を封じているとしたら、そちらこそ問題と考えます。

ELLE

スポーツならば礼節が求められるのは当然ですが
これはボクシングだからどっちかというとプロレスみたいなエンターテイメントなのだし。
ヒールOKなのではと思いますよ。
礼を失しているように見える言動もあれは興行のためのパフォーマンスだと思われます。

aki

パフォーマンスなら、試合後に勝者を称えて頭を下げないと成立しないんじゃないでしょうか。
それに、今回の問題は「殴り合いをしてるのに、なんで肘ぐらいで大騒ぎするの?」というような次元に落としてはいけないと思いますよ。
反則で怪我を負わせるのは、ボクシングの試合中であろうと明らかに傷害事件です。
プロレスまがいなどとよく言われますが、プロレスでも「約束にない」暴行で怪我を負わされた、と訴えた事件があったと思います。
反則で人が怪我をする場面まで「エンターテイメント」として楽しむようになったら、観客側も人間性を一度取り戻した方がよいでしょう。

それと、バッシングが過剰にエスカレートするのは、加害者側が言い訳ばかりでまったく謝罪しないことに原因があると思います。
ブログの炎上と同じ理屈じゃないでしょうか。
謝罪もせずに同情を求めたり、亀田家は火に油を注いでいるように思えます。

叩かれる側だけでなく、叩く側にも品がないと感じます。
安倍叩きや朝青龍叩きが盛んに行われていた頃、雑誌に躍った「ざまあみろ」などという見出しには、ほんとうにがっかりしました。
これが現代の大人の姿なのか、と。
幼稚な大人がメディアで勝手な正義感を振りかざすのには、うんざりです。

メディアの横暴さというか、無責任さでは、個人的には鳥越俊太郎氏のスタンスに疑問を感じます。自らはテレビや新聞という巨大メディアの力を背景にしながら、ネットの匿名での意見を批判し、実名で勝負しろ、と恫喝するのは感心できません。
名乗りでなければ「その程度と」切って捨て、名乗り出ればメディアの力でリンチにされるのでは、たまったものではないでしょう。

fukuhara

民度の低いこの国の物言いでは
所詮、私たちもあおられて「搾取されてしまうだけ」です。

コメントを投稿する