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コンビニの作りたて弁当

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東洋経済2007年7月21日号のニュース最前線にコンビニの話題が載っていました。今回はセブンイレブンができたて弁当の実験販売を行っているようで、その話題でした。世田谷の1店舗のみで、カウンター販売のファストフードの強化のため設置するフライヤーの有効活用という側面もあるようです。

とりあえず簡単な実験のようで、フライヤーで揚げた、から揚げ弁当のみのようですが、なかなか好評のようです。一部コンビニでも、お弁当、さらにはおにぎりを店舗のキッチンで調理して提供しているところがありましたが、なかなか好評だったと記憶しています。”ほか弁”と”コンビニ弁当”では、どうしても「作りたて」という部分で劣る印象のあったコンビニ弁当ですが、ここらで作りたてという取り組みで、最近落ち込み始めている弁当の部分を強化できる可能性が高いと思います。

但し、厨房設備や衛生管理の問題、さらには食材の廃棄ロスなどもありますので、全店舗、さらには他のチェーンまで広がる可能性は低いのではと想像します。

その一方で、コンビニが弁当屋さんの領域を侵食しだすことで、また中食に関する競争が激しくなることは必須ですが、同時においしいもの、安全なものを選択できる幅が広がると、消費者にとってはうれしいことです。

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