伝わっているか確認することの重要性
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プロジェクトを行っていくと、どんなにドキュメントを書いても認識に齟齬が発生することがあります。文章がきちんと書けない、定義が明確にできないといった根本的なスキルが原因のこともあります、しかし、その一方でどんなに丁寧に文章を作成しても、理解に相違が発生することがあります。人間の間のコミュニケーションは難しいものだと痛感する瞬間です。
ドキュメントの精度を上げることは当然要求されることですが、作成したドキュメントを元に相手ときちんと確認作業を行う、そして確認作業を実施した結果を再度ドキュメント化して再確認を行う。こんな手間のかかる作業ですが、プロジェクトを円滑に進めるためには、どうしても必要な行為になります。
多くのプロジェクトで、様々な認識のずれが発生する背景には、このような回り道のように見え、かつ時間や工数を必要とする作業を疎んじていることが原因として横たわっているのではと思います。個人的にはドキュメント作成作業は好きではありませんが、やはり作成しないことで傷口を大きくするのであれば、目の前の作業としては辛くてもやるしかないのではと感じます。
経験の浅い時期から、このような地道な作業を続けることで、はじめて「プロジェクトを経験した、その結果のノウハウが身についている」と胸を張っていえるようになると思います。
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